14才の母‐愛するために生まれてきた‐ザ・ビジュアルブック |
14才の母に非常に感動したと言う方には是非オススメです。
が、僕にとっては薄っぺらい内容だったと思います。ほぼ写真だけの内容です。インタビューはなんかイマイチ。でも、ドラマの裏話は結構面白かったです。「ああ〜そうなんだ〜」みたいなカンジです。 |
オーケストラによるゲーム音楽コンサート5 |
サビ部分は良いけど前半、音ハズしてるしさ… バカに値段が高いのは内容では無く単に生産量が少ないからだと思われる。5枚目ともなれば生産者もどんくらいしか売れないか見えるだろうしね つか買わなくても色んなサイト巡って根気よく探せば無料サイトでファイルupしてくれてる人いるよ |
ファミコン 20TH アニバーサリー オリジナルサウンドトラックス VOL.1 |
ファミコン音楽のスタンダードナンバーを集めたCD。 メジャーどころが中心の選曲のため、再販されたばかりの「ファミコンミュージック」「同Vol.2」を買った人には正直新鮮味の薄い内容。 全て新しく録音されているのか、音そのものは非常にクリアであり、その点は評価できる。 ただ、致命的なのがクルクルランドのBGM。3曲全て1ループせずに終了している。ディスク版はともかく、カートリッジ版の方はこのCDを買うような人なら皆気付くだろう。 |
スーダラ伝説 |
4月27日の「植木等さん 夢をありがとう さよならの会」行ってきました!式の始まる前にこのスーダラ伝説(メドレー)をクレイジーキャッツの方々がインストルメンツで演奏されたものが流れていて感激しました!遺影もこのときのCDの中にある、花柄のシャツのニコニコの植木さんでした。素敵でした。一緒に行った5歳の息子も完璧に歌えます。毎朝聞いてます♪
植木さんファンの私に高校生の時(もう、15年も前ですね)に友人が誕生日プレゼントとしてくれたこの1枚。辛い落ち込んだ時はいつも、「そのうちなんとかな〜るだろう〜」「わかっちゃいるけどやめられないっ!」と明るい植木さんに助けられました。なんとかなるんです! これからも、聞きつづけて行きたい1枚です♪ 植木等さんありがとうございます!! |
グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー) |
私は、村上訳シリーズ(?)を読みました。出版順ではなくて
「ロング・グッドバイ」「ティファニーで朝食を」に続いて三冊目です。 フィッツジェラルドを初めて読むわたしにとって、彼特有の秀逸な言い回しに 慣れず、リズムに乗れなくて、前半は読むのがきつく感じられました。 しかし、中盤以降は一気に読み終えることができました。文章への慣れもありま すが、それ以上に、主人公同様に、ギャッツビーという人に引き込まれたからだ と思います。現代風に言えば、ストーカーと目されてもしかたのないギャッツビー には、どこか現代にも通じる人間の縮図を感じました。 ふと、村上氏が「ロング・グッドバイ」のあとがきで、「著者はこの小説を書く に当たって、フィッツジェラルドの<グレート・ギャッツビー>のことが脳裏に あったのではないか」といった内容のことを書かれていることを思い出しました。 ロング・グッドバイのラストで、テリー・レノックスが自分の左胸を指して、か つてここにはたしかに何かあったんだ(でもいまは何もない)と言うのですが、 それと同様に、ギャッツビーにも、かつて何かがあったはずんです。今は失って しまった何かが。 前者は愛する女を捨てて金持ちになり、後者は愛する女を取り戻すために金持ちに なります。いずれも裏街道と手を組んで、何かを捨てているところは同じです。 |
必殺仕事人III 下巻 [DVD] |
リアルタイムで観ていた作品で しかも仕事人ブームが最高潮を迎えようかという時期の作品ですが、個人的には 正直購入するのは ここまでかなという感じです。
次の 仕事人4となるともういただけません。 |
Singles |
Akkoの滑舌が悪く(一音一音濁点をまぶしているし)甘ったる~い声は私好みではありませんが、彼女の声と歌唱法を活かした曲は流石です。 超高音と重低音を多用する小室哲哉とは正反対に、中音域の風通しが良さそうな『ナチュラル』『エバーグリーン』な曲が、聴いていて心地良いし優しくて穏やかな気持ちになれるし癒されるのです。Mr.Childrenに遠い様で近い詩その物には興味が有りませんが、曲とミックスされると宇宙とシンクロしている気分になります。5曲目『NOW AND THEN - 失われた時を求めて -』は、懐かしさから涙が出そうです。 YEN TOWN BANDのカヴァーの15曲目『あいのうた - Swallowtail Butterfly -』は、原曲は厚みのあるバンドサウンドで、こちらはクールなデジタルサウンドで、初めて聴いた時「大胆な解釈だなぁ」と思いましたが曲に合った編曲でレベルが高いし、Akkoの歌も曲を消化&昇華していて、原曲も素晴らしいけどこれはこれで素晴らしいです。何度も聴いていると、耳に馴染んで原曲の様に思えてきました。 洗練されたアメリカンポップス風の曲は、レベルが高くてハイセンス(街中の有線で聞こえてきても恥ずかしくないし)なので、MY LITTLE LOVERやJ-POPのファンだけではなく、洋楽ポップスのリスナーにもお薦めします。初心者はまずは『Singles』から。気に入ったら他の色々を聴いてハマってみたら如何でしょうか。 |
雨月物語―マンガ日本の古典〈28〉 (中公文庫) |
上田秋成の『雨月物語』全九篇の中から、「菊花の約(ちぎり)」「浅茅が宿(あさぢがやど)」「吉備津(きびつ)の釜」「蛇性の婬(じゃせいのいん)」の四篇を取り上げ、木原敏江さんが漫画化した作品集。ホラー、怪談色よりも、「私のことを忘れないで」という思いから生じた人の心の未練や執念を掬いあげて、一本の太い糸として描き出しています。美男美女の絵柄は好みではなかったけれど、『雨月物語』のここをテーマに描くんだという木原さんの考えには共感するところが大きく、全体として好ましい読み心地でしたね。「菊花の約」で、死者の魂が来るあたりの描写など上手いもんだなあ。草花がサワサワと風に揺らぐ辺りから、ぞくぞくっとしました。
ちなみに、『雨月物語』の映画(溝口健二監督)もいいですよ。「蛇性の婬」と「浅茅が宿」の話を結びつけたストーリー。光と影が融け合う幽明のあわいの如き映像の中、魔性のものに魅入られた男と、欲に囚われた男の人生の変転を描いていきます。エピローグの「浅茅が宿」の帰還/再会のシーンに感動して涙がこぼれたこと、今も忘れられません。 |
恋について (Holly NOVELS) |
社会で働きながらも大切な人を見つけていくお話。ヘタレ攻様の煮え切らなさに本気で腹が立ち、一度目の読後感は最悪でしたが、そこまで心乱されるなんて、木原さんが本当にすごい証拠!ついつい気になり2度3度と読み返す度に色々な真実や味わいを見つけさせられてしまい、気付けば毎日読んでしまってました。やたらに不幸とか、突出した人物設定などなくとも木原さんの小説に対する真摯さがどこまでも丁寧な情景描写に現れていて心に染みます。初めて二人がキスしてしまうシーンは、絵空事ではなく現実の誰かの日常を見ている気がする程すごく良い意味でリアルです。素朴で、ほのぼの。幸せ。読みおわるとこっちがほかほかになります。大好きな作品です。 |
ノルウェイの森 上 (講談社文庫) |
いまさら私ごときが、レビューを書かせていただくには経緯があります。
読書家、成毛真氏の「本は10冊同時に読め」で、この「ノルウェイの森」 は「言葉の威力に1時間ほど立ち上がれないほどの」強烈なインパクトを くらった、とありました。なるほど?そんなにいいのか? (同時に、「海辺のカフカ」も推薦していました) あまり小説は読まないほうなのですが、「そんなにすごいのか?村上春樹」と 思って手にとりました。赤、緑という文庫本の装丁も、大変心惹かれるものが あったことも、動機になりました。また、海外、特に欧州では評価が高く、じゃ ここは読んでおかないといけないな。映画化される?それはますます。 正直、なじみがない分、途中までは、読みながら大変とまどいました。 なにか、大きな物語があるわけではなし。さりとて、言葉の洪水、「僕」の アタマと心の中の、思念の洪水がどんどん出てくる・・。 そのうち、言葉の力に圧倒されはじめます。 1970年前後の学生の生活を使って、たゆたう青年の心の移りゆくさま、 世界観を、出会っては分かれていく先輩、同僚、彼女、死んでしまった親友、 いなくなってしまった彼女、知り合った女性、などなど、「僕」の前に現れ 去っていった人々。彼ら、彼女らを触媒に、「僕」の、徹底的にやるせない 無常な、しかし、目的のない「生」と「性」を、みごとに描いた、斬新な作品。 上巻は、「魔の山」と重ね合わせながら、療養に入っている直子を 訪れ、あたらな世界を、世界観を感じるところで下巻に続きます。 言葉がとぎれなく、思念がとぐれることなく、思考のストリーミングとしての 「僕」と僕の周りの世界のとめどもない流れを、独特の表現でつづった傑作です。 |