Fullmetal Alchemist 1 (Fullmetal Alchemist) |
TVアニメも大人気の末終了したこの鋼の錬金術師
読んだことがないって人もあらすじは知っているって人が多いですね 優しい母親ともう一度会いたくて、禁忌に手を出してしまった兄弟エドとアル 結果、エドは片腕と片足を、アルは体全てを持っていかれてしまった その体を取り戻すため、兄弟は旅に出る ファンタジーの話だと明るい場面が多いかな、と思いますが、これは重いです 途中途中で一休みをするようにクスッと笑えるシーンも盛り込んでありますが、全体的には暗い描写が主です ですが、しっかりとした舞台設定にテンポ良く進む話、次から次へと出てくる事実に飽きることはありません 特に戦闘シーンの描写が上手く、手に汗握ることもしばしば そのおかげか、重いテーマにも関わらず楽しんで読むことが出来ます 始めのあらすじは同じですが、アニメでは違う展開を見せていましたね アニメは見たけど原作は読んでないって人にも飽きずに楽しめるかと思います まぁだらだらと長い説明を書くよりは、まず読むことを勧める方が早い作品です 是非一度読んでみて下さい |
デジモンワールド デジタルカードバトル |
今ユーズドならかなり安く手に入りますね そのわりに楽しめる! ・カードバトルだけどバトルのときグラフィックがかっこいい! ・ストーリーが個性的! ちょっと暇つぶしに何かしたいってときにはオススメです! |
コンティニューvol.37 |
表紙はもやしもんだけどやっぱり目玉は奈須きのこ25,000字インタビュー!
内容としては奈須きのこの兄姉についてや中学での武内崇との出会いから ふたりが「小説」と「マンガ」という道に進む過程、奈須さんの影響を受けたビジュアル系の歌詞について、『月姫』の制作実態とその苦労話、そして最新作『DDD』のコンセプトと劇場版『空の境界』への思いなど まさに奈須きのこのここまでのヒストリーをていねいに話してくれてます。 一番印象的だったのは奈須きのこと武内崇との友人として仕事仲間としての絆。 中学でのマンガの貸し借りや卒業後に文通でやりとりしたりと、いつもふたりで支え合いつつも様々な作品を作ってきたんだなと感じました。 当時セブンイレブンのコピー機を4、5時間占領して視線を集めていた話が笑えました。 とにかく25,000字はダテじゃない内容量。 もっと書きたいことがあるけどあとは実際に読むことをオススメします。 きっとあの『空の境界』を創った奈須きのこがどういう人かよくわかると思いますよ! ちなみにもやしもん特集ではアニメもやしもんの第10話までの解説やもやしもん大辞典など掲載されていますので、そちらのファンの方にもオススメです。 |
かみさまのいたずら |
絵本を読んで、初めてなみだがこぼれました。
人の正直さにショックだったり、純粋さにせつなくなったり。。。 せつないけれど、ろうそくの小さなぬくもりのような 愛しさを感じる絵本。 イラストの色使いがとってもきれいな絵本。 読むたびに、少しずつ違う気持ちがうまれました。 1度ではなく、ぜひ何度も読んでみてください。 |
スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還 リミテッド・エディション [DVD] |
本作は、スターウォーズ旧三部作のラストでもあり、
また新旧六部作のフィナーレを飾る作品でもあります。 さて、旧三部作はCG等の技術の進歩を取り込んだため、 劇場公開版や古いレンタルビデオなどから比べると、 映像に様々な修正が施されています。 ルーカスを始めとするスタッフの向上心は尊敬に値するのですが、 大半が首をかしげざるを得ません。 特に、ジャバ・ザ・ハットの取り巻きのクリーチャーの画面からの浮き上がりぶりは、 話の本筋と関係ないだけにうっとうしく、 また、フィナーレの祝祭での諸都市のCGなどは、 黒澤明をして「この映画は『汚れ』がいいね」と言わしめたという、 旧三部作の長所を損ねる「美しさ」であると思います。 しかし、多くの方が不満に思われたであろう、 ヘイデン=若き日のアナキンの映像の挿入に関しては、 新三部作が公開された今となっては、英断であったと感じました。 思えば旧三部作しか存在しなかった頃は、 誰もがルークの成長物語として、 また、絶滅したジェダイがルークを得て「帰還」を果たしたとしか思えなかったでしょう。 しかし、エピソード3で若きアナキンの壮絶な悲劇を目の当たりにして、 今やスターウォーズ六部作はアナキンの挫折と救済を描いたものだった、 本作で「帰還」を果たしたのは、最後に善の心を取り戻したかつてのジェダイ、 (ヘイデンの演じた)アナキンであったと気づかされた以上、 映像の差し替えは、少なくとも私には自然に思えました。 また、そのシーン、すなわちルークと過ちを犯す直前の若きアナキンの霊?とが見つめあい、 そこにレイアが寄り添ってくる、しかし彼女にはアナキンは見えていないというのは、 なんとも切なく、全六部作を通じての屈指の名場面だと思えました。 |
∀ガンダム 12 [VHS] |
最後の大決戦の序章にあたります。 わかりやすいところでは、真の力を現しだすターンXや、黒歴史の衝撃と産業革命の野心で暴走し、ギンガナムと手を結ぶ、グエン卿。 そしてなによりも、これまでも度々ほのめかされてきた、グエン卿のロランへの異常な執着が顕になります。 |
暗い森―神戸連続児童殺傷事件 (朝日文庫) |
事件当時、警察官で少年事件を担当していたので、物凄く好奇心が沸きました。
ですが、その頃は当事者の著書しか出版されず、 少年Aの両親の手記である「少年Aこの子を産んで」を読みました。 そして忘れかけていた頃、この本を知り読みました。 内容は分かりやすく事件に至るまでの過程に関して追っていますので、 概要を知りたい方には、とても読みやすく参考になると思います。 更に上記の手記とは違い、事実を基に第三者の目線で書かれていますので 両親が「何故そうなったのか見当も付かない」と言っているものの 少年は幾つものサインを出していた事も分かります。 それだけに残念に思うのです。 「俺は真っ直ぐな道を見失い、暗い森に迷い込んでいた」 これだけ自分の状態を認識していたのですから。 上記の手記と併せて読んでみると子供がいる方はもちろん、 人と接する仕事をしている人に示唆するところ大だと思います。 |
〈図説〉Uボート戦全史 (歴史群像シリーズ―欧州戦史シリーズ) |
型式別一覧表やUボート戦術がかなりのページをさいて掲載されているため、
素人には少し取っつきにくい本ではある。 もちろん、おおまかな歴史や艦艇・天敵の写真等も掲載されているが 基本的な知識を持った人用という感じである。 この本で紹介されているフィンランド・スオメンリンナ島にある潜水艦を 直に見たことがあるのは私の密かな自慢だ。 |
NHK大河ドラマ総集編DVDシリーズ 新・平家物語 |
若き日の仲代達矢扮する平清盛の乾坤一擲の気迫と、斜陽化してからの、やることなすことすべてが裏目に出るという閉塞状態が、子供心にも、強烈に焼き付いている作品だが、残念ながら、ここにあるのは総集編であり、当時は、総集編の作り方も未熟であったのか雑であったのか、所々、わかりにくい部分があり、特に、人間模様などの、説明が必要とされる部分でそれが顕著であるようである。
ところで、この作品を見ていて、ふと、思ったのだが、「平家は頼朝を助けたばかりに頼朝によって滅ぼされてしまった」という、巷間言われる「情けが仇」の見本のような話があるが、清盛が源氏の幼子を助けたというのは、決して間違った判断ではなかったのではないか? なぜなら、保元・平治の乱という熾烈な権力闘争の後、人々は新しく権力者として登場してきた「武士」という武力を持った新興階級に対し、著しい不安感を持っていたと思われ、遺児らを助けることは、まずは、それら不安感の払拭に効果があったと思うからである。 (現に、清盛死後、平家を都から追ったのは、頼朝でも義経でもなく木曽義仲なのである。) もっとも、ここまではいいとして、私が疑問に思うのは、なぜ源氏の嫡男を伊豆へなどなど流したのか?ということである。 関東は元々、源氏の地盤であり、今は平家に靡いているとはいえ、湿った火薬庫に火の気を投げ込むようなものではなかったか? 私なら、頼朝は京に留め置き、貴族制に代わる武家政権の樹立という源平共通の利害目的を掲げ、その上で、一門の娘をあてがい、平家一門(武家側と言い換えてもいいかと)に取り込む。 それができないのなら、せめて、源氏の基盤である東国ではなく、平家の基盤である西国へ流すべきだったのではないか。 清盛も、まさか「伊豆」と「伊予」を間違ったわけでもないだろうが、何とも腑に落ちぬ選択である。 |
欧州海戦記―ヨーロッパ列強 海の主役22隻の航跡 (光人社NF文庫) |
第1次大戦から第2次大戦で活躍した軍艦22隻が挙げられ、その艦が関わった戦いが書かれている。内容は、第1次大戦では通商破壊をおこなったドイツの巡洋艦エムデンやケーニヒスベルク、ユトランド沖海戦で爆沈したイギリスの巡戦、第2次大戦ではイギリスの仮装巡洋艦ラワルピンディ、イタリア戦艦ローマやイギリスによる北アフリカのフランス艦隊攻撃、オスロフィヨルドやバルト海での戦闘など、ヨーロッパの戦いが主である。他にスペイン内戦で沈んだ巡洋艦やタイと仏領インドシナとの国境紛争の際の海戦の話もある。以上のように色々な話があり面白かったが、参考文献が書かれていない点はマイナスである。 |