ウィザードリィ・外伝 ~五つの試練~FIVEOrdeals |
製作者の異なる五つのシナリオが収録されており、
非常に長く遊べる良作。 また、公式サイトからダウンロードできるシナリオ作成 ツールも使いやすい。 RPGツクールに似た感覚で操作できるため、 自分好みのwizを作成し遊ぶことが可能。 バランス調整に時間がかかったり、 ツール自体がまだ試運転中といった感が強いために、 2006/09現在では配布中のユーザーシナリオの数は少ないものの、 どれも個性的で魅力のある作品に仕上がっている。 五つの試練+ユーザーシナリオの数だけ楽しめると考えれば、 これほどまでに長く遊べるwizは世界初であり、 wizファンには文句なしにオススメできる。 |
ナチュン 2 (2) (アフタヌーンKC) |
1巻に比べると、微妙に絵柄が変わったというか、
ひとつひとつのコマが若干、大きくなったような気がする。 (さすがにあれだけ細かい描き込みを続けていては、 本業と両立できなくなったのだろうか?) 1巻の時は、コミックになると雑誌掲載時の良さが いくぶん失われたように感じた覚えがあるが、 今回はコミックのサイズでちょうどいいと感じた。 表紙のデザインも、やや力が入り過ぎた感のある1巻よりも ナチュラルな感じでいいと思う。 3巻の表紙は、意表をついてゲンさんだったりするのだろうか? このままの路線で行くとすると、ゼルダの可能性の方が高いような気もするが、 とにかく、テルちゃんはこの先もしばらく表紙に登場できないようだ。 作者のコメントによると、この作品は別に人情噺ではなく、 最初からゴリゴリのSFのつもりで描いているそうだが、 この巻の中盤で、半脳のデュラム教授が登場するあたりから、 いよいよ物語が本格的に動き出したようで、 この先の展開が楽しみなところである。 (正直、1巻の「台風休暇」の章を読んだ時は、 これほど緊迫した展開になるとは思いもしなかったが(笑)) |
奇鋼仙女ロウラン オリジナルサウンドトラックII |
ロウランは、「鬼」を破壊するために戦い続けた。
謎の少女は「鬼」を感じると、奇綱仙女に変身! なんだか、「イクサー1」を思い出します。 ロボットアニメを見ている感覚でした。 サントラ1、サントラ2、マキシシングル「いろは詩」をまとめて聴きたいです。 コミックスも読みたい! |
ウィザードリィ エクス ~前線の学府~ 公式コンプリートガイド (The PlayStation2 BOOKS) |
情報も十分な量で、プレイ時にそばに置けば大きな力になってくれます。ただ読むだけでも楽しい……かも。しかし「ウィザードリィ」をやり始めるに至って、最初から手元に置くのはある意味面白さを捨てているようなモノだと思います。ある程度は自力で頑張り、いよいよキツイかな?と言うときに買えば、面白さと助力のバランスがとれるでしょう。 |
A WHISPER |
もてもてシンガー、片手に持ったバラが似合いますね。歌の実力はあまりほめられないのですが。歌詞世界がやけにひとごととは思えません。 しけた冷蔵庫、古いビール、汚れたシャツ全部ありますね。でもこの人が歌わないとかっこつきません。トイレで戦死したゴキブリを処理できないわたし。君の弱い視線が僕を通り抜けた、いますぐお前が欲しい、こんなの歌えませんよわたしは。というわけで、素敵な栄作的世界に誘うバラードやパワーバラードが盛り沢山。さあ君も栄作ワールドをひとりじめしようぜ。 アレンジはやたら『ゴージャス』、わたしはアウトレイジャス。 |
よしづきくみち画集 ~Calendar Film~ |
イラストレーターとしても評価が高い漫画家よしづきくみちさん待望の画集発売。
彼にしか出せない透明感と色彩。その消えてしまいそうな淡さにディテールの高さが絵に不思議と説得力をもたらしている。本当にいいイラストを描く人だ。 改めて見ても一枚一枚全てが完成された作品という趣きを持っていて素晴らしい。故にラフイラスト一切無し。 また、よくある画集の手抜き感(無駄なページやレイアウトの適当さ等)は一切感じられない。 そして、副題Calendar Filmが示す通り、四季をコンセプトにした構成は、書き下ろしは少ないものの、新鮮な気持ちで彼のヒストリーを見せてくれる。 決して安い買い物ではないが、気になるならば是非手に取るべき。 |
スティル・ライフ (中公文庫) |
「大事なのは、山脈や、人や、染色工場や、セミ時雨などからなる外の世界と、きみの中にある広い世界とのあいだに連絡をつけること、一歩の距離を置いて並び立つ二つの世界の呼応と調和をはかることだ。たとえば、星を見るとかして。」
この冒頭の文に、 「スティル・ライフ」というストーリーの 魅力が凝縮されている気がする。 ”芸術的に、そして哲学的に意味づけられた科学”で織られた 美しいストーリー。 雲のような霧のような小説で、繊細な粉のように、 読んでいる自分に溶けていくけれど、 その溶けたものがどれなのかがわからない、そんなような すごく不思議な感じだった。 この小説があたしの中にどう溶けたのか まったくわからないけれど、 もう一度、いつかもう少し大人になったら、読んでみようと思う。 |
遊☆戯☆王5D’s DVDシリーズ DUELBOX【1】 |
原作や今までの遊戯王、遊戯王GXを見てきた人には少し物足りなさ感じるかも知れません。
なんと表現していいのか判りませんが、今までとは違い新鮮さも感じれば、初代遊戯王、遊戯王GXといったアニメっぽさがない感じがします。 しかしファンとしてはこの価格で、この作品に出合う事でカードに興味を持つ方や、昔カードゲームやって遊んだ世代の人たちに懐かしんでもらえれば嬉しいです。 今後のストーリーも気になるしファンとしては応援して行きたいです。 |
活きる 特別版 [DVD] |
チェン・カイコーの『さらば、わが愛/覇王別姫』と見比べると、共産主義の嵐が吹き荒れた中国近代史にさらに興味が沸いてくる作品だ。1940年代〜60年代にいたる中国激動の時代を背景に、賭事で財産をすべて失った元資産家の福貴一家の年代記を描いている。『覇王別姫』では、共産思想の台頭によって引き裂かれる京劇役者の悲劇が鮮明に謳われていたが、本作品においては、チャン・イーモウが共産主義に対して比較的中立的な立場をとっている点に注目したい。
映画前半では、福貴(グォ・ヨウ)の財産を半ば騙まして根こそぎ奪い去った龍二が共産党員によって(因果応報的に)処刑されたり、共同食堂で労働者たちに平等に食事がふるまわれたりするプラス面が映し出される。家柄や格式にこだわっていた一昔前の中国では考えられない、口の聞けない鳳霞と足の悪いニ喜という障害者同士の結婚も、共産体制だからこそ実現したのかもしれないと思わせる演出をしている。しかし映画後半にかけて、その行き過ぎた平等主義よって今度は福貴と家珍(コン・リー)の間に生まれた大切な2人の子供の命が奪れてしまう。 このように、福貴一家に降って沸いた事件の内側から、共産主義のプラス面とマイナス面を巧妙に浮かび上がらせた演出が断然光っている1本である。本国では上映禁止の憂き目にあった本作品ではあるが、単純な共産主義批判の作品からは一線を画した深いテーマ性を秘めている。「お前たちはいい時代に生まれた。これからこの国はどんどん良くなっていく」福貴が子供や孫に繰り返し言い聞かせたこの言葉は、チャン・イーモウの皮肉であったのかそれとも強い願望であったのか。中国の行く末を見守る巨匠の目は、『長江哀歌』を撮ったジャ・ジャンクーと同様、あくまでも中立的である。 |
魔法遣いに大切なこと―Someday’s dreamers 2nd ドラゴンコミックス |
魔法を使うものは特別な力を持つ者であり、つかい方を謝ると時としてそれは不幸な結果を招くことになる。 けどそれはつかいかたによれは人々を幸せへと導くことができる。 ユメは自分の師である雅美の魔法に対する心に疑問をいだき、反発する。 しかし雅美には人にいえない暗い過去があるのだった・・・ みなの幸せを願うユメの大人への階段を上る物語です。 少し不満も残りますが、丁寧に描かれた作品でおすすめです。 |