sandogasa@okame
![]() 物語のようにふるさとは遠い |
1曲目からものすごい衝撃を受けました。 こんなCDは世界中探しても他にないと思います。 耳ざわりのいい曲では全くありませんが、どうしても頭に残ります。 音楽と詩の中間地点にあるような、非常に不思議な感じです。 とにかくすごいです。圧倒されました。 |
![]() 桜の森の満開の下 [DVD] |
旅人を襲った山賊は女を手に入れるが、その美しさに魅せられ女を満足させるため無理して都会に住んだり、人を殺して切り落とした首をあたえたりすようになる。最初は力と暴力で自分の物にするつもりだったのに、女のペースにはめられ抜け出せなくなり、哀れな最後を迎える事となる。これは時代劇とは全く違う、独特な感性の世界で岩下志麻演じる女が本当に人間なのか、いつの時代でドコの話なのか全然分からないし(知っても意味無いし元々設定もないだろう)あまりに現実味が無く誰かの妄想を覗いているような不思議な気分です。”桜の下には死体が埋まってる”とか”人を狂わせる”とかダークなイメージもある桜を使って、狂気の世界を表現するラストあたりになるともうすっかり訳分かんなくなってて、でもそれでいい、何かハッキリした答えなんかなくてもいいや、って気になります。 |
![]() 遠い空 (中公文庫) |
この話は東北の植林地内で、老女が殺されたところから始まる。 一見サスペンスと思いきや、話は意外な方向へと進む。 同じ村に住む朝乃さん55歳のところへひょっこり現れた見知らぬ男は朝乃さんの長男と同年齢ほどの聾唖者。男は身振り手振りで朝乃さんに性交を求める。こういう場合、大方の女性の反応は恐れや拒否なのだろうが、朝乃さんは欲望のないままに、男を受け入れ、また春と秋にやってくる男を受け入れ続ける。 ぎょっとするようなストーリーだが、わたしはこの作品を誰も書かなかった人間の真実の一端と読んだ。女とは何か、性とは何か、そこには作者の模索が伺え、読むものはこの物語を超えて普遍的な問いへと誘われる。作者の抑制の効いた、そぎ落とされた文章もすばらしい。 |
![]() 波うつ土地;芻狗 (講談社文芸文庫) |
富岡多恵子女史の作品は、とにかくパンチの効いた女性が多い。 加えて、諦観のような、達観のような雰囲気さえある。 セレブぶった女が考える『女はこうでなくっちゃ(ハート)』とか、 古典的な男性が求める『女性らしさ』などをお探しの方は この本を手に取らない方がよいだろう。 生々しい〈女〉が描かれた「波うつ土地」「芻狗」「環の世界」 中でも「芻狗」は最高作品なのではないだろうか? ちなみに芻狗とは、儀式のときに祭壇に捧げられる藁で作った犬のこと。 作者・富岡多恵子は元詩人だったが、その後小説家になった。 |
人気動画
Loading...
|