![]() Whydunit? |
やっと面ラホの新作を聴くことが出来て最高にうれしく思ってます。唯一無比のストーリーテラーとしての力量を今回も存分に発揮しながら、「湿り気」と「粘り気」のある彼ら独自のドラマに誘ってくれます。「あたしゆうべ・・・」の歌詞なんて切なさが胸に込み上げちょっと涙腺が緩んでしまいました。aCKyの視線って足が地についてるなってつくづく感じます。「いかがわしさ」満点のカバージャケットも「やぶれかぶれ」な歌いっぷりもグー。全8曲では物足りなさを感じる一枚です。 |
![]() 松山千春デビュー30周年記念CD「足寄より」 |
最初は、何だろう??本?DVD?と思ってました。レビューを見てCDということがわかり早速購入して聞いたら、涙が自然と流れてきました。高校時代から千春を聞きはじめ、千春・そして千春の歌に、人生の後押しをされて今まで来た・・と言っても過言ではないだろう私にとって、自分の人生を振り返るようなそんな気分になりました。
30周年コンサートで流れてたところもありますが、ファンの方は聞いてください。 そして、千春に出会った頃を思い出してください。ただし、運転中は涙が出ると困るので 辞めたほうがいいですよ。 |
![]() ばちかぶり ナゴムコレクション |
92年にリリースされたナゴム・アゲインシリーズ『THE BEST OF BACHIKABURI』『THE WORST OF BACHIKABURI』2枚のCD全曲にボーナス曲を追加した復刻盤。本作では「妖怪人間ベム」等のカバー曲も無事収録されたので、完璧な復刻盤と言える。また初期作品には歌詞が掲載されていなかったが、今回はトモロヲ氏自ら書き下ろしという大サービス。ジャケは1st12"の蛭子能収の絵(髪の毛だけはトモロヲ氏が後でパンクスらしく描き直したらしい)の背景を、オリジナル12"の「金色」、再発12"の「黄色」から、今度は「銀色」に変更したものになっている。
DISC1は『THE BEST〜』+2曲という構成で、84年12月1st12"EP8曲+85年7月2nd7"EP4曲(+付録ソノ2曲)に加え、87年2月V.A.『子供たちのCity』から「未青年」、さらに未発表スタジオ音源「血涙」が収録された。こちらはパンク編なので必聴だ。ファンクへの過渡期の楽曲「未青年」はいつ聴いても傑作だ。 DISC2は『THE WORST〜』+2曲という構成で、88年2月1stLP『白人黒人黄色人種』7曲+89年8月3rd7"EP「SWIM」3曲に加え、90年6月V.A.『WILD DRAW FIVE』から「悪い噂」「自由自在(ピー・ウィー)」が収録された。こちらは言わばファンク編。 ただ、アナログ盤やナゴム・アゲインシリーズ及びV.A.のCD盤を1枚でも持っている人には、本作は2CD3,990円ということで、ボーナス曲目当てだけではなかなか手が出にくいかなとは思う。 ナゴム再生委員会とは全然関係ないが、メジャー・デビュー後の作品、トモロヲ氏のソロ作品等もそろそろ復刻して欲しいと思う。 |
![]() ポストマン・ブルース [VHS] |
平凡な郵便局員の日常がヤクザになっていた昔の友人との再会により徐々に狂い始めていく・・・ 出演者それぞれがとても個性的で味がある。 特に最後の"Directed by SABU"と出てくる場面が渋すぎ |
![]() 愛の新世界 【成人指定版】 [VHS] |
私自身としては鈴木砂羽のファンでもあるので、個人的にはかなり楽しめました。(笑) とにかく鈴木砂羽と片岡礼子のヌードが次々と、これでもかというくらい出てきます。(笑) この2人のファンならかなり楽しめると思います。ただ、静止画でもヘアにモザイクがかかっていたのが残念でした。
ストーリーとしては・・・、まあ、焦点を女性陣に当てて(男性陣は完全に理解不能)、非常に恋愛や性に奔放な女性の姿を見ることができます。 |
![]() クライマーズ・ハイ デラックス・コレクターズ・エディション [DVD] |
堤真一の場合はスケール感という点では物足りなさも感じるのだが、それがかえって「クライマーズ・ハイ」のような作品を成功させているといえるかもしれない。特にこの作品では、身近でありながら実際はよく知られていない新聞記者という職業を十分な説得力で演じている。実際の事件に基づいて作られているので、フィクションといっても新聞記者たちの動きは現実に近いものがあるはず。バラバラに散らばっているように見えるピースが、深夜を過ぎる頃にはしっかり組み合わさり、毎日の新聞ができているのだ。その一つ一つのピースの動きをスピード感を持って描き、迫力のある群像劇になっている。
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![]() クライマーズ・ハイ [Blu-ray] |
いやあ面白い。
佐藤浩市主演のNHK版「クライマーズ・ハイ」も十分に傑作ですが、 本作は堤真一の代表作になったと思います。 地方新聞社の雰囲気がうまく出ています。 日航機事故発生当日、 墜落現場が地元、群馬県かもしれないという状況で、 編集局に緊張と興奮がうずまきます。 この辺りから画面に釘付け。 御巣鷹山からのスクープを待ち、 締め入りを遅らせるため、 配送トラックの鍵を盗み出し、 それを知った販売局が編集局に押し掛けるシークエンスも実にいい。 面白い。 浅間山荘以来の大事件を取材し名を挙げたい若手、 精神論を吐く幹部。 それらの間で現場を指揮しなければならない堤たち管理職。 傲慢な社主、被害者遺族。 登場人物がたくさん。 それだけでこの映画、楽しめます。 日航機墜落事件の現場取材をまかされる記者を堺正人が熱演。 締め切りで記事が掲載されなかったことを知った狂気。 その後事故原因を探る取材の場面。 いい役者だと思います。 全権責任者である堤真一は苦悩し続けます。 若手の気持ちも分かる、 幹部の意図も分かる。 組織人のあり方が描かれていて共感。 物語の佳境。 事故原因をスクープしたものの、 裏が取れない。 堤真一が掲載を決断しなければならない。 堤を囲む記者は固唾をのんで決断を待つ。 このシークエンスがいい。 新聞のスクープ合戦。 組織人としての出世。 堤真一がそれを失っていく様に、 自分を重ねるもよし、 人間ドラマとして楽しむも良しです。 |