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知と性,毛布とセックス
何に期待していたかにもよるが。11曲続けて聴けば、まきちゃんぐの世界にすっかりはまってしまう。その流れるようなバリエーションあるアレンジ(特に根岸さんアレンジが好きだ)と、そのサウンドの中心にいる歌の感動。久々に聴きごたえのある1枚が出た。

 

BOYS ON THE RUN 4 SONGS
 少年の心を持ち続けた「元少年」ミュージシャンが、迷いながらも生きている「元少年・少女」に向けたメッセージがいっぱい詰まった1枚です。
 tr1「ボーイズ・オン・ザ・ラン」は、インディーズ時代のアルバム「フクロウの唄」からの再録。中年男の「あきらめない人生」を高校球児の青春に、あるいは、馬場氏のミュージシャン人生そのものに重ねた名曲です。
 rt2「スタートライン」は、バージョン違いで最新シングルとして再発表しています。「くじけそうな時こそ遠くを見るんだよ」との言葉が沁みる、頑張る人への応援歌。
 tr3「男たちへ 女たちへ」は、希望に満ちた少年少女時代と現実にがんじがらめの現在を対比しながらも、やさしい眼差しで「どうか負けないで欲しい」と控えめに背中を支えてくれます。(僕のイチオシです!!)
 tr4「花火」は、アコースティック・ギター1本でしっとり聴かせます。ひたすらセンチメンタルで、ひたすら哀しいラブ・ソングです。
 
 しかし、なんとやさしい言葉の洪水だろう。毎日いろんなしがらみの中で生きている僕たち中年の干からびた心の隅々に、この言葉たちが沁み入ります。そして、心が満たされると今度は、涙がこぼれます。
 「よし、生きていこう」。

 

きみの友だち [DVD]
大好きな小説なので「あ、今度映画もやるんだー見に行こう」と思ってたのですが、
自分の住んでいるところの近くではやってなかったので残念ながら見れませんでした。
そこで、DVD化の朗報!発売はまだ先ですが今から非常に楽しみです。

 

疾走 スペシャル・エディション【初回限定生産2枚組】 [DVD]

疾走・・やはり2時間にまとめるのは難しい。
まず、なぜシュウジをあの人にしたかわからない。
普通に映画を見ていても違和感がある。
演技も一人浮いていたし、大半が 【なぜ?】 と思うはず。

なぜか、NEWSやら手越という形を意識している人たちがいるが・・

周りの役者が素晴らしいので、本当にここだけ残念。
・・ファンの人たちを狙ったのだろうか・・

全体的に原作の雰囲気を出し切れないまま終わってしまった感じ・・、
ただ、それでも映画自体の雰囲気、そして音楽や映像の使い方はなかなかいいと思った。
冷たく、そして現実的。

原作と別に考え、ただの【映画】と考えると・・いい作品かも知れません。

これを見た方は、是非原作も読んでほしい。




 

疾走 スタンダード・エディション [DVD]
いろんな人の心の叫びが聞こえてきます。悲痛な闇とひねくれた愛がこの映画の不陰気をかもし出しています。それは少年犯罪の暗さをも表されていると思う。
楽しめる作品ではないがメッセージ性は存在している作品。もうちょっと鍛錬に作り上げたらって所が惜しい。
ついでにこれにはプロレスラーの新崎人生がヤクザ?役で出演。

 

その日のまえに (文春文庫)
遠く、遠く、もう決して会うことのできない所に行ってしまうあなたが、この世に残される夫あるいは妻に最後の手紙を書くとしたら何と書きますか?

このお話では、1枚の便箋に、たった一言だけ <・・・・・・してもいいよ>・・・・・

もし自分が、愛する人からそのようなlove letterをもらったら、と不謹慎にも想像してしまいました。思わず涙してしまう作品です。わたしは、何度も何度も、その部分を読み返してしまいました。

もし<その日のまえに>が自分にふりかかったら、あの事も言っておきたいし、この事も話しておきたい、愛する人と沢山のことを会話したいと思うのですが・・・・・・。
いざ<その日のまえに>なると、案外、適当な言葉は出てこないものなのかもしれません。このお話のような、シンプルで深い言葉が言えるような関係になっている、・・・・羨ましく思いました。

この小説は短編集でもあるのですが、各章が有機的に繋がることによって、よりいっそう深みを持った作品になっていると思います。

 

希望ヶ丘の人びと
重松さんの新作は500ページを超え、しかも2段組。
読むのも大変でしたが
読後感は最高に良かったです。

亡き妻のふるさとに二人の子どもと引っ越してきた田島さん。
その希望ヶ丘での生活を通して
本当の希望とは何なのか、
我々に問いかけてきます。
ぐっと来る台詞も多々あり、
時には笑え、時には涙し、
重松節の真骨頂ここにあり、の一冊でした。

登場するキャラクターもひとくせもふたくせもあり、
見ているだけでも飽きない面々でした。
その中でもやはり『エーちゃん』はサイコーな人物。
やることは無鉄砲すぎて、でも、憎めなくて、愛すべき人物でした。
強いだけではなく、弱さも持っていて、人として
もっとも魅力的な人物でしたね。

子どもたちが、そして大人たちが希望を持って
生きていける毎日であればいいなぁ。
子どものために大人は一生懸命頑張らなくては。
そして大人も自分の希望を忘れずに生きていかなくちゃね。


 

ロスト オデッセイ 特典 特製B2サイズポスター(原画:井上雄彦)付き
RPGを構成する全ての要素が活ききっている事・極限まで洗練されたゲームバランスが、この作品の最大の魅力だと思います。

■バトル面

『考えて戦う事』に重きを置かれた、戦術を駆使して敵を倒していくバトルデザインになっています。

「たたかう」「魔法」「防御」「アイテム」など全てのコマンドが、従来のRPGと比べて重要な効果を持っており、またそれぞれに長所と短所があるため、全てを効果的に使ってく事で戦闘に『爽快感』が生まれます。
「たたかう」にはアクション要素も組み込まれており、飽きる事がありません。
スキルは敵の弱点を把握して戦術を練ったり、コマンドに付加価値を与えてさらに効果を伸ばしたりと、戦闘に幅広さと面白みを加える絶妙なバランスに仕上がっています。
この『爽快感』と、いつ形勢が変わるかわからない【壁システム】が生み出す『緊張感』のおかげで、飽きずに戦闘を楽しむ事ができると思います。

■ストーリー面

植松さんのサウンド・重松さんの描く主人公の夢が、それぞれ涙なしには味わえないほど素晴らしい作品に仕上がっていて、坂口さんの物語・世界観・キャラクターの心情を非常に深みのあるものにしています。
井上さんの描く個性豊か…というか強烈なキャラクターたちは、物語が進むに連れて、どんどん魅力をだしていき、どのキャラクターにも愛着が湧いてしまうほどでした。
そんなキャラクターたちが織り成すストーリーは、柔らかく真っ直ぐに心に響いてきます。笑ったり、目が潤んだり、喜怒哀楽を出しながら、自分自身もキャラクターたちと一体になって冒険している感覚になれたRPGは久しぶりな気がしました。

短所としては、ロードが少し長めという事が挙げられますが、私はそんなに気になりませんでした。

そしてもう1つ伝えておきたいのは、この作品は大人向けのRPGであると思う事です。
この作品のストーリーには、様々な人生経験を積み、大人になって初めて気づいたり考えたりする事が多く盛り込まれていると思います。
少年・少女にはまだ理解するのが難しく、テーマも伝わりにくいかなと思います。

ファミコンやスーファミで遊びながら育ち、色んな人との出会いや別れを経験してきた大人の方だからこそ、この作品のRPGとしての価値も、ストーリーのテーマも理解しやすいのではないかと思います。
是非お薦めしたいです。

 


重松清 動画

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