ISOLA~多重人格少女~ [VHS] |
木村佳乃出演のホラー映画です。 ホラー映画ということで表紙は怖いですが内容の怖さは微妙です 怖い映画が見たいならやめたほうがいいかも… |
黒い家 [VHS] |
この映画の見所は何と言っても、大竹しのぶの演技力である。 一見普通の主婦に見える彼女だが、自分の思い通りにならない時は、 常識では考えられない行動をとるのである。 最初のシーンから衝撃的で、終わりまでどことなく重苦しく、暗い にはいささか物足りないかもしれない。 |
青の炎 特別版 [DVD] |
日本の映画なので、ハリウッドには、かないません。全体的に暗いめーじの作品です。
しかし、思春期の少年の複雑な気持ちを、二宮が演じたのは、よかった(うまかった)と思います。松浦あやは、おまけ的な存在でしょうか? 全体的ストーリーは、1人目の殺人の口止めで、再度殺人を犯してしまう、という泥沼のパターンです。 完全犯罪を目指していたわりには、証拠を警察に回収され、計画が甘かったかも知れません。まあ、高校生ですから、警察の上をいこうとするには、荷が重い。 現実っぽく、日本のどこにでもあるような家庭が崩壊していくのが、見ることができるので、これが、自分の生活であったら?と思うと、ちょっと怖い気もした。 |
黒い家 [DVD] |
結論から言えば、映画としては及第点ではないでしょうか。
「そこは警察に連絡しろよ!」という突っ込みもしたくなりそうな場面もありますが。 他のレビューでは原作との比較で非常に点数が辛いようですが、 私は小説を読まずに映画をみたので、まずは楽しめました。 何より大竹しのぶ。 いいですね。 こういうイカれた役も。 単純に「ホラー」ではなく、実際に有り得る話であるからこそ、怖い。 仕事をしている方、とくに接客業の方は、身につまされる思いをされるのではないでしょうか。 ああ怖かった・・・ |
青の炎 <松浦亜弥コレクターズエディション> [DVD] |
このエディションにはカセットテープがついている。このカセットテープにはA面とB面がある。A面とB面の間にオーメンが棲んでいるんじゃないか? |
新世界より 上 |
2008年度SF大賞受賞というのを知り、読んでみることにしたものである。
貴志祐介といえば私にとっては「青の炎」「硝子のハンマー」など、現代社会を舞台にしたミステリー作家というイメージだったのに「SF大賞」というのにものすごく興味を引かれたのである。 ストーリーについて特に述べることはしないようにしたいのですが、私が読んでいる途中で思い浮かべたのは「ナウシカ」「猿の惑星」「暁星記」「地球(テラ)へ」といった現代文明が滅んだ後に生き残った人々の生活、そしてもっと大きく言うと同じてつを踏んで再び文明を失わないようにするための社会作りの物語と途中までは思っていた。それは決して間違いではない。 が、上巻を読み終わった今思うのは「こんな話は読んだことがない」という興奮である。 序盤からなにやら不穏な気配が物語に常に付きまとう。それを忘れさせる楽しげな場面の後にそれが出てくるだけにその不穏な空気感は徐々に増大していく。 「世の中には知らない方がいいこと、知ってはいけないことがある」 思いがけずそれを知った主人公たちはさまざまな苦難に立ち向かわなければならなくなる。 さらに恐ろしいのは何を、誰を信じていいのかが分からなくなることである。 そのこととどういった関係があるのか今はまだ分からないが、上巻ラストで悲劇がおこる。 残された者たちが下巻でどういった事件に巻き込まれるのか、どう立ち向かっていくのか、そしてこの「新世界」とは何なのかが描かれていくのであろう。 下巻の帯には「見せかけの平和がいま崩れる」 「新しい秩序とは、おびただしい流血でしか生まれないのか。少女は、決死の冒険に身を投じる」 とある。 しかし単なる冒険ファンタジーではないことは容易に想像がつく。 楽しみであるが、物量に負けそうになる分厚さである。 |
新世界より 下 |
バケネズミの根元・正体は序盤から疑いながら読み進めていたので、かえって展開が中盤から後半までわかりやすかった。(初めからバケネズミの存在理由や物語の先が読めていた。) 呪力であらゆる生命に影響を与えながらもお互いビクビクしながら管理しあっている。呪力に頼りつつもしだいには無意識に漏れだす呪力を排除しなければならない。 舞台は日本でありながら、日本人にしては爆発したような縮れた髪、または真っ赤な髪の毛の同級生。早季達の詳しい「外見」の記述はないあたり、ワタシ達が想像する外見とは変化していると考えられる。幼年期からの同性愛を推奨しながらも近親交配を嫌悪し、瞳の光彩が左右4つもあったり、250年を生きるリーダーを受け入れる。そして「人間」が「人間」を攻撃できなくなった時点で「人間」的でないように感じさせられるこの矛盾。早季達「人類」ははたして「人間」といえるのか? 長編でなくていいからバケネズミ側の物語を読んでみたい。 |
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫) |
感想から言うと、とにかく面白かったです。初っ端からぐいぐい引っ張られように、一気に読んでしまいました。
それから全くの私的意見ですが、これは映画に向いてるストーリーラインの様な気がします。基本のストーリは奇抜ではあるものの、割とシンプルなのでちゃんと付いていけるし、何しろ最初から最後まで退屈な場面が一つと無かったです。正直、この本がそのままハリウッド映画になるのが容易に想像できます。主役はブラピ+サンドラブロックってとこかな? こんなにすばらしい小説に対して★5つじゃない理由、それは・・・、やはりラストがちょっと物足りなかったかな。ネタばれになってしまうから詳細は避けますが、別にエンディングに問題があった、というわけではなく、どちらかというと、それまでの経緯があまりにも素晴らしかった為、もっとちゃんとした謎解きをして欲しい!そして大元の正体をもっとはっきりと明かしてほしかった。さらにヒロインのその後も知りたい! あ、もしかしてそれはクリ迷2にて解明・・・? とは言ったものの、一読、いや2読の価値は多いにあります。私は読み終わってからしばらくぼーっとしてしまいました。それほど強烈な小説です。私もあと3回は再読したいと思っています。 |