赤毛のアンへの旅〜秘められた愛と謎 |
映画の赤毛のアンを見るときに、とても参考になります。
映像で写されているプリンスエドワード島のよさ、赤毛のアンが暮らした時代背景など、現地へ行ってこそ分かることもあると思います。 本書をよんで、家族でプリンスエドワード島に旅行したいと思うようになりました。 |
赤毛のアン (集英社文庫) |
誤訳とは言い切れないが、「もたつき訳」が、多く見られます。一例をあげれば原文
Tommy Sloane let his team of crikets escape him altogether while he started open-mouthed as tableau. を松本さんは、こう訳しています。 「そして、トミー・スローンはこの大活劇にあんぐりと口をあけたままぽかんとしてしまい、コウロギ隊の一同がちりぢりに逃げた。」 これは、コウロギと訳すより、コウロギが跳ねて飛び散るように逃げたのですから、 「悪ガキの仲間は、一目散に逃げ出した。」とでも訳すべきところです。 本書は、受験参考書のように原文を読むための参照訳にすぎない。 残念ながら、日本語として読むと摩訶不思議な表現が多く見られます。 |