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はだしのゲン




はだしのゲン [DVD]
今村昌平「黒い雨」の叙事性にはドキュメントのような衝撃があったが、こちらは漫画が原作、どこか頼り無い。見ているものを泣かせよう、泣かせようと言う意図が見えてしまう。原爆の悲劇は「黒い雨」や「愛と死の記録」の方が、見ているものを二度とこう言う思いはしたく無いと、教えてくれる。

 

はだしのゲン [DVD]
広島上空で爆発してからの映像はあまりにも惨くて見ていられないほどだったけど、多少目は背けても見て損は無いと思います。戦争を二度と繰り返さないためには、戦争の惨さを知らなければまた起こってしまうと思うから。強烈だけど、これを見て学ぶ事が出来れば人間としてやさしく強くなれると思います。

 

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻
戦争をテーマにした漫画というのは題材として「悪い評価」は付きにくいものではないかなとも思うのだが、これはその中でも広島に落とされた「原子爆弾」にテーマを絞って描かれている点で他作品とは意味合いが異なり、そしてそれこそが正に「世界唯一の核兵器の被爆国」である日本が生み出すに最も相応しい漫画ではないだろうかと思う。

大抵の小・中学校の図書室には常備されているが、内容は「悲惨な描写」が紙面上のこととは思えないようなリアルさを浮き彫りにする。主人公の少年は原爆投下時にたまたま壁に遮られていたために熱線と爆風の直撃を受けずに済むという幸運で命が助かるも、そこは「真の地獄」への入り口でしかなかった。
爆風と熱線の直撃を受けながらも即死出来なかった人々は、焼け爛れた皮膚をボロ布のように引きずりながら水を求めて街中に溢れ、さながら「バイオハザード」のゾンビの群れと化した。街は一瞬にして廃墟となり、やっとのことで自宅に戻った主人公も、たまたま外に出ていた母親以外の家の下敷きとなった父・姉・弟の3人を火事で失う。混乱の最中に妊娠中の母親が妹を出産・・・・と息を付く間もないほどに次々とドラマが巻き起こり、さながら読者も主人公とともに「嵐の波間に漂う小舟」のごとく巨大な力に翻弄されるのだ。

特筆すべきは勿論、これらの出来事が全て虚構の主人公・登場人物を配置しながらも否定することの出来ない現実であるということだ。それは単なる「虚構の中の冒険物語」で味わう悲惨さなどとは完全に一線を画した全くの別物であり、今も現実を生きる体験者にとっては忌まわしい過去を眼前に「向き合え」と突きつけるに等しく、その悲惨さを体験し得ぬ世代には呪縛にも似た恐怖を脳裏に刷り込むことで「平和へのメッセージ」を未来永劫、人類の歴史ある限り発信し続けることだろう。

悲惨な描写の前半から、戦争が終わり復興する広島を描いた後半では原爆の亡霊とも言うべき「放射能による障害」の恐怖と、そして本来は同じ原爆の被害者であるはずの者たちによる「利を貪っての醜い争い」がテーマになっていく。ムスビやカッチンはこれらの犠牲者と言っていい。

たった一発の爆弾はかくも多くの人々の運命を変え、人類の歴史を変え、そして地球の未来すらも変えたのだというお話。

 

はだしのゲン 2 (2)
1巻目は、非国民として激しい差別を受ける中沢一家の苦しみと、
原爆が投下され、父親、姉、弟が潰れた家の下敷きになり、
非情にも、火が回ってくるシーンで終わりでした。
2巻目は、冒頭から、家族3人が火だるまになり、焼け死ぬシーンから、始まっています。
原作者も、同じようにして家族を失ったそうですね・・・
そして、恐ろしいのは、放射能の恐怖。
核は、人類の発明した最悪のエネルギー・・・
生き残った人達の体をむしばみ、苦しめ痛めつける、死なない魔物。
でも、ゲンは負けません。

全巻揃えると、けっこうお値段ですが、その価値はある作品です。


 

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