Y!天気情報

The 連打

読売ニュース

Chopin: Barcarolle / 舟歌




神童[2枚組スペシャル・エディション] [DVD]
本作は何かドキュメンタリーを観ているような感覚に陥る。ピアノに関する知識もなく、原作も読んだことがないので、ひとことでいえば「旋律の美しい、調和のとれた映画」という感じ。映画的抑揚がないため、泣き笑いを期待すると少し違うかもしれないが、最近は「いかに泣かすか、笑わすか」をヘンに追及している作品も多いので、こういう作風もすっきりしてよいのかもしれない。また本作は高崎でロケされているのだが、どうしてもあの市役所の高層ビルが見えると「包帯クラブ」の豪快な柳楽優弥の演技を思い出してしまう(笑)。貫地谷しほりが出演していることもその感覚に拍車をかけているのでは(貫地谷は両作とも出ているからね)。成海璃子はとんがった性格を上手く表現していて、神童と呼ばれるゆえの苦悩も観客に理解させていた。松山ケンイチも気弱だが芯の強い青年を好演していたが、全体的にはホンが弱いのだろう、俳優陣のがんばりがラストシーンに繋がりきらなかった印象である。成海演じる「うた」の耳が序々に悪くなっていく過程とラストの完璧なコンサートシーンの乖離がその代表例だと思う。星3つ。

 

神童 [DVD]
 璃子ちゃんが天才少女を演じると、本当にリアリティがありますね。だって本物の天才だから。普通の女の子の役の方がかえって違和感があるかも(笑)。
 後半の展開で、賛否両論あるみたいですが、私はそれほど違和感はなかったな。来日した老ピアニストが一目で主人公の才能を見抜いたのも、互いが本物の天才同士だったら、あり得る話だと思います。
 主人公のうたが言う「私は音楽だから」という台詞が、この映画の主題を一言で表現していると思います。彼女の求める「音楽」とは、どこにあったのか。周囲の期待とか評価とかには関わりなく、純粋に音楽に向き合える場が欲しかった、ということでしょう。
 後半、もっと説明的な場面を加えたらわかりやすくはなったかもしれませんが、それでは余韻が失われる。璃子ちゃんの表情と音楽にすべてを語らせたのだと思います。
 

 

マエストロ 3 (3) (アクションコミックス) (アクションコミックス)
 天道徹三郎の指揮の下、日ごとに演奏に磨きを掛けていく中央交響楽団の面々。しかし、天道が過去に起こした詐欺事件が発覚し、それが元でオーケストラは空中分解してしまいます。
 そんな状態からメンバーが再結集までの過程がこの巻の見せ場の一つですが、天道の音楽に魅せられた者、天道によって音楽家として再生できた者、天道に懐疑的な者など、それぞれ天道に対する感情や事情が違う者たちが「音楽は嘘をつかない」という確信のもとに再び集まってくる様子は実にドラマチックな演出で描かれていると思います。
 そしてもう一つの見せ場がストーリーのクライマックスでもあるコンサートの場面で、第一夜でオーケストラが天道の指揮でそれまでにない音楽の次元へ上っていく様子を見せつける描画の妙は爆発にも似た迫力を感じます。続く第二夜では更に読む側に予想の付かない展開を見せてくれますが、ここは敢えて何も書きません。実際に手に取って、最後まで一気に読んでください。

 

マエストロ 1 (1) (アクションコミックス)
 解散したオーケストラの奏者たちが、謎のじっちゃんコンダクター(指揮者)のもとで、生き生きとよみがえっていくストーリー。第1巻では、再結成コンサートの演奏曲、ベートーヴェンの「運命」交響曲と、シューベルトの「未完成」交響曲を、天道徹三郎(てんどう てつさぶろう)の指揮で練習するうちに、次第に指揮者の魔法のタクトに乗せられて変わっていくオーケストラ奏者たちの姿が描かれています。
 オーボエ奏者とリードのことや、ホルン奏者への絶妙のキュー(合図)など、作者がオーケストラの各楽器のことをよく知って描いていっていますね。気合のこもった天道じっちゃんの指揮風景、ダイナミックに指揮棒を振る姿などがよく描けていて(上手い絵ではないけれど、楽器の音が聴こえてくるみたいな絵です)、好感をもちました。
 第1話「集結」から始まって、「鳥肌」「フルートとたくあん」「オーボエのリード」「ホルンと唇」「ホルンとネギとストーカー」「天道の謎」までを収録。妙に忘れられないひとコマは、赤ちゃんを抱くようにホルンを抱えた一丁田さんの絵。自分の音を取り戻したホルン奏者の、お地蔵さんのように優しい表情が、心にナイス・ヒットしました。

 

マエストロ 2 (2) (アクションコミックス)
本巻では、橘あまね(第13話)をはじめとする主要な楽団員の来歴が次から次へと挿話的に語られ、皆それぞれに重い過去や現実を背負っている(背負わされている)事情が明らかにされる。その意味で、本巻は全巻中のいわば「intermezzo」ともいうべき作品。第14話では、天道と香坂の接点がようやく明らかにされ、その交錯を起点として物語は愈々最終巻へと流れ込んでゆく。

 

天正遣欧使節の音楽/アントネッロ
400年以上前に遡り現代ロマンを展開する壮大な歴史絵巻に圧倒されました。日本人としての西洋音楽受容のルーツをたどり、時として、枠を超えて、ジャズやフラメンコのようにグルーヴする音楽は、何度聞いても楽しく、哀しく、せつない感興を呼び起こされます。クラシックの音楽史部門のなかで販売されるより、もっとポップな分野で販売されれば、さらにブレークするんじゃないでしょうか。個人的には、ここ10年で聞いたあらゆるアルバムのなかでも、最も感動したアルバムでした。濱田さんを初めとしたアントネッロの皆さんの演奏レベルの高さにも、ただ、ただ尊敬の念が絶えません。仕事がらホールの管理をしていますが、是非、アントネッロを中心としたこのアルバムの皆さんを招聘して公演をしたいと夢見る今日この頃です。

 

さそうあきら 動画


人気動画


BOXER KID Child Boxer
斉木しげる 今夜も千両(ドル)箱 2000/11(1/3)
街の灯 【鏡音レン】街の灯(オリジナル)
Gamma Ray Gamma Ray - Send Me A Sign
鈴木えみ Emi Suzuki, Erika Okuda - Bird Call (Trailer)
プリンセス・プリンセス M / プリンセス プリンセス
トータルテンボス トータルテンボス 「女装趣味」
George Michael George Michael Praying for Time live American Idol 5/21/08
綾小路きみまろ 綾小路きみまろ特集-1
長州小力 長州小力のパラパラin江ノ島(後編)08/04/13

さそうあきら 情報


Loading...