Maya Miki 真矢みき 月影瞳 @ 1994 火の鳥
鳥のように |
これまでの古典的な箏曲とは異質な存在。 かといって、かつての前衛音楽とは次元が違う。 高度の技巧を駆使しているにもかかわらず、難曲 といった肩の凝るような様子もみられない。 私みたいな素人にも、素直に、何の抵抗もなく入っ て行けるような気がする。 言い換えると、誰にでも親しみやすく受け入れやす いお琴の曲と言える。 伝統的なお琴の曲に加えて、ラテン、ロシア、沖縄 系の民謡からアランフェス協奏曲といった、クラシッ クや歌謡曲の時の流れのよう・いい日旅立ちにといっ た曲へと広げていただければ日本の誇る世界的アーテ ィストに変身できるはず。 他方、CD、有線放送等への分野でも結婚式場・和 装・展示会等々の多方面からのユーザーにも対応でき る。 ポピュラー性を強調したいし、これまでの曲目に加 えて次回のCD収録に期待したい。 私事ではあるが、知人の紹介で偶然にCDに収録さ |
ロボ道楽の逆襲 (CUE COMICS) (CUE COMICS) |
麻生太郎首相も読んでいる……かどうかは知らない。
読んでいてほしいものだが…… マンガ読みの名誉(<あったんだな、そういうものが)は、麻生批判にひっかけて日々傷つけられている気がする。 おそらくは「マンガも読まなければ、活字も読まない(仕事で必要な本以外に読書する習慣がない)」国会議員や自称学者やマスコミによって、である。 たとえば、『ゴルゴ13』で国際政治を勉強するのはいいことだとか、『AERA』あたりが内心厭々書いていた80年代末から90年代にくらべて、国内マンガ産業の衰退が囁かれることもあって、なんだか急にこの始末である。 マンガやジャパニメーションは世界に冠たる文化で云々という台詞も、誰が喋るかで無視や冷笑の対象にできるらしい。まあ、そうしたい気持もわかるけれど。 また、右手にジャーナル左手にマガジンだからいいのだ、右手に持っているのがアレやアレでは認められん、という高齢者(や、彼らに迎合的な下の世代)のメンタリティは理解できないでもない。 (しかしこれは結局、政治による文化の……いや、何をいっておるのだ。 ) えー、とにかく、「マンガ脳」とかいう連中は、該博な知識と高度な批評性をもつとり・みきという作家を知らんのであろうかなあ。 誤解と営業妨害をおそれずいえば、表題作はなかなか「難解」であり、その他の抱腹絶倒パロディやエッセイ風マンガも、マンガというものをこれではじめて読む、という無教養な(!!)層にはお勧めできない。 でも、現代マンガというものの良質な部分をある一冊で全部見せなさい、といわれたら、今はこの本を差し出せばいいのだと思う。 知識的大衆諸君、これもマンガだ とか、また誰かに言ってもらわないといけないのか。 とり・みきには実作によって、ご面倒だが、そうした啓蒙の一部を担ってもらう必要がある。 知識的大衆諸君、これがマンガだ! |
冷食捜査官 1 (1) (モーニングKC) |
キャラクター制度をお作りになられたのは、それは神様ですけども、現役かつ実在という点において、このハードボイルドな一人称の物語を世紀をまたいで見事に演じてきた、たきた氏は本書において最高の評価と永遠の存在を得たといえるのではないでしょうか。
これからもどうかお元気で、さらなるご活躍を。 二巻を心待ちにしております。 |
とりから往復書簡 (1) (リュウコミックス) (リュウコミックス) |
これは楽しい本である。
私なんかはこの二人の作品だけは基本的に全部入手するように努めている(とり・みきについては青林堂の短編集を一冊持っていない)ので、まったく夢のカップリングであるといっていい。・・・カップリングじゃない、コラボか。 どちらか一人のファンでも楽しめると思う。 どちらのファンでなくても・・・・・・ギャグ漫画として楽しめる工夫は一杯ある。謎の男とか、唐沢なをきの女性アシスタント軍団とか。 第2巻ではプロレスになるらしいし(「本当は仲が悪いんだから。」「とり・みきに俺が引導を渡しますよ。」)、期待はいやがおうもなく高まるのであった。 |
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