ガムテープ男の詩@大耳ネットワークの夕べ(071214)
ライヴ・イン・ハトヤ |
ちょっと期待しすぎで聴いたので、一回目は「なぁ〜んだ、ソレ程でもないや」という感じでした。
しかし繰り返し聴くと、何とも言えず可笑しくて、昔の深夜ラジオの持つ「音で想像させてくれる楽しさ」 みたいな魅力を味わえます。 もともとタモリさんの芸風が好きなんですが、赤塚さんの可愛らしいキャラクターも見逃せません。 今風の笑いとは違い、大爆笑を期待するとかなり肩すかしをくらいますが、 ドサッとしながらインテリジェンスが漂う、「おやじギャグ」とは一線を画す笑いが味わえます。 「声」の持つ魅力も感じました。 |
白洲正子“ほんもの”の生活 (とんぼの本) |
白洲正子さんほど美というもののの奥深さやぬくもりということをこれほど垣間見させてくれる人はいないのではないでしょうか?昨今のアンティークブームや欧米ブームで、ライフスタイル提案者?やアンティーク収集家のアンティーク雑貨てんこ盛りのお宅自慢本は山ほど出てますが、どれも家とのバランスが奇妙で見ていて気持ちの悪くなるものが多い。いんちきヨーロピアンハウスのオンパレードに違和感を感じている人は、白洲さんご夫妻の武相荘での暮らしにその答えを見出せるはず。「武相荘」のインテリア大公開からはじまり、生け花の話、器の話、着物の話、洋食好きな正子さんのお気に入りのレシピが載っていたりと読み手を飽きさせない一冊。ただ個人的には、大好きな土間部分の写真がないのがちょっと残念だったな。。まさに成金ではない本物の究極のセレブライフ本と言えるでしょう。本当の豊かさを感じさせてくれる一冊です。 |
千利休―無言の前衛 (岩波新書) |
千利休を描きながら、本書は赤瀬川流芸術論の域に達している名著である。芸術と前衛芸術との位置、路上観察と茶の世界、茶道と侘び寂びを論じながら、日本と世界の対比をしつつ、そこから日本文化を論じている。ここまで解り易い日本文化論を読んだことはない。また、自分の活動から見えてくる日本文化という切り口も読んでいて知的好奇心をたいそう擽られた。平易な文章なので誰にでもわかりやすく、著者の考えをすんなり理解することが出来る。読んで良かったと思わせる書である。 |
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