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The 連打

「はじめて」@一青窈




ドットラブ
女性シンガーたちの曲を集めたこの作品。

どれも名曲ばかりで静かに聞き入る癒しの曲がずらり。

値段も安いし、絶対におススメです。

車の中で、自宅で、いつでも聞いていたい、そんなアルバムです。

 

ALRIGHT(初回生産限定盤)(DVD付)
最初に聴いた時こそコントラストの時のようなインパクトは感じませんでしたが、
これは聴けば聴き込むほど良いアルバムだと思います。
シングル曲の3曲もピッタリはまり、曲順も良く、本当に捨て曲無しです。
中でも「花咲きポプラ」「休日」「新しい歌」に心奪われました。

個人的には、こういうアルバムでしっかりプロデュースしてもらって経験を重ね、
いずれ作詞作曲編曲からプロデュースまで一人で行うアルバムを出してくれたら…と期待してるのですが。

あと一つ欲を言えば、ボーナストラックとDVDのLive at The Roomの音源を一緒にしておまけの一枚(CD)にして欲しかったです。(ちょっと贅沢過ぎかな…)

 

一青窈CONCERT TOUR2008「Key~Talkie Doorkey」Live DVD @ NHK hall
私はこのツアーを観に行きましたが、そのときの感動がよみがえる素晴らしいDVDです。
収録楽曲にはヒットシングルも多く厳選されており、また比較的価格も廉価なので、なおさらオススメです。
できれば通常のDVDサイズのトールケースだと良かったのですが。

 

姿見一青也 [VHS]
「SHIBUYA-AX」「池上本門寺」「東京キネマ倶楽部」での初々しいライブ映像。CD未収録の名曲「ハナミズキ」、「生路~Circuit~」収録。

 

明日の言付け
心の窓が全開にできるまで、目次をただただ眺めていました。
書かれている文字を目で追うのではなく直接心で感じたいから。
一青窈さんの詞(ことば)の世界はたぶんそういうものなのです。
心の窓が全開になったところで読んでみると、透明なガラス窓越しに、それ以上に透明なありのままの一青窈ワールドが広がっているのを感じました。
「歌詞だけでは伝えきれないなにか」を伝えようとする想いが、本のいたるところにちりばめられていました。
伝えたかったけど伝え切れなかった想いを抱え、誰にもそんな想いをして欲しくないから、大切な人が生きている間に「ありがとう」と「ごめんなさい」をきちんと伝える手助けになれば、という一青窈さんの気持ちが伝わってきます。
意地悪ではなく優しい気持ちが連鎖すればいいのに
好きな人と好きな人の幸せを願うことは、誰にでもできるはずだから
そうしたら、今よりちょびっとばかし幸せな人がこの地球には増えるはず
そしてそれを実現できるのは私たちです。
今すぐは無理でもいつか、いつかきっと
そんな願いというか覚悟までも感じてしまいました。
一青窈さん、この世界に居てくれてありがとう。
これからもたくさんの詞で生きる幸せを伝え続けてください、私もその想いを広げるお手伝いをしたいです。
そう思わせてくれる珠玉の一作です。

 

ピアノピース470 ハナミズキ/一青窈 日本テレビ放送網「火曜サスペンス劇場」主題歌
原曲が忠実に再現されています。この楽譜を2年間紛失していましたが、部屋を片付けていたらひょこっと出てきました。前半はピアノソロ、後半は弾き語りです。さっそく気持ちを込めて弾きました。彼女の歌をすべて知っているわけではありませんが、現段階ではこの歌が一番好きです。

 

山桜 [DVD]
ストーリーは、二度目の結婚で出戻りと蔑まれて日々を過ごしていた
野江が、お見合いで会った武士と山桜の下で再開した。野江への思いを
貫いて、いまだ結婚していない武士が、正義をも貫いて悪巧みをする
藩の重臣を切ってしまったとき、野江も彼への愛に気付く、というもの。

藤原周平原作で、過不足無い映画に仕上がっています。100分足らずの
映画ですが、良い意味で長い余韻を楽しめる映画でしょう。

野江と武士がお見合いをした後、互いの、互いへの想いを胸に秘めている
ところから始まります。ただ、野江は自分の気持ちに気付いていない。
山桜の下で再開して、それをきっかけに自らの想いが徐々に明らかに
なる、しかしながら、二度目の結婚なので失敗は許されない現実。
想いと現実とを揺れ動くさま、そして、現実を想いが上回り、堰を切った
ように溢れ出る感情を、野江に扮する田中麗奈が自然と演じています。

田中麗奈は時代劇初挑戦でしたが、良いですね!和服で歩くときなどに
ムダな所作が多いこともありましたが、親元に居る娘役なので無問題
でしょう。むしろ、その辺も初々しく観ることができます。

そして、二人の秘めている想いがお互いの妄想ではないことを表した、
野江が武士の家を訪れるシーンが特に良い。ぎこちなく、でもまっすぐ
武士の母親を見つめる田中麗奈の目を見ると、こちらの目も潤います。

なお、主題歌はの「栞」。「遠回りして いつの間にやら幸せ」が、
この映画を端的に表していますね。(Keyなどに収録)

 

山桜 【初回限定版】 [DVD]
最新の技術で撮影したのだろうけど、期待していたほどの鮮明な山桜が映し出されてはいなかった。包み込まれるような感覚を味わえるか、と添付ライナーノートを読みつつ作品を予想したのだが。しかし、それは意図的であったのだろうか、と憶測してしまう。カメラの捉えた野江の着物姿には、情景に映える美しさが込めてあった。天地自然の美しさを花鳥風月というが、かくも、身につける者の清らかさと調和の取れた姿は何と表現したらよいのやら、と考える。

 物語は、静かに流れる。雪も花も、田も山も美しい。しかし物語として、腑に落ちない点が一つある。野江の実母瑞江は、母一人子一人の家との、すなわち手塚弥一郎との縁談を断っておきながら、なぜ、磯村家出戻り直後の野江に対して、あなたは回り道をしているだけだ、と分かったようなことを言わせたのか。身長170cmの大柄な壇ふみさんの、石垣の前を歩きながら振り向いた笑顔で、鼻っぱしの強そうな娘に向けて語り掛けているが、意味を成さない。

 バックグラウンド・ビデオのような作品と見れば、言葉の持つ強さや心情のメッセージから来る鑑賞者との協調や相互作用、没入感というような忙(せわ)しなさは要らないのでは、とこの作品は問うているのかも知れない。

 そうだ、渋い感想をもう一つ。旧伊奈町のエキストラの皆さんには、万能を使った田起し、米俵(60kg入り)担ぎなどなど、小手先だけでやらぬようお願いしたい。百姓を演じているのだから。

 初回限定版のせいか、おまけのDVD1枚付き(俳優に、文学性やら哲学染みた生き方に向けての質問は野暮だが、少々、編集して付けてある)。

 

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