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「グーグーだって猫である」 武蔵野市友好市民証授与




雪と氷の旋律
 長年enyaを追いかけて彼女のすばらしさは、ケルト民族とあいまって
風景作家のようだなと思っている。
彼女の作品から影響をうけてケルティックウーマンなども天使のような
歌声を聴かせてくれている。

 enyaはもちろん今までのように多重録音を上手に使いその曲がまるで
目の前を通り過ぎるかのように深く深く記憶に残される。
40代である。まだまだ癒しともどもに冒険してほしい。

体裁もシンプルで白というのが冬らしくてすてきだ。
 クリスマスといわず一年中楽しめる。enyaのアルバム
ぜひお買い求めになって、楽しんでください。

    推薦いたします。


 

オリジナル・サウンドトラック 「SOUND of The Sky Crawlers」
作曲家の川井憲次さんが映画のパンフで「今までの押井監督の作品は絵とシンクロするよりも、俯瞰で見ているような位置に音楽がありましたが、今作は風景やキャラクターの心情に近い場所にするよう監督からリクエストがありました」と語る通り、正に映像と表裏一体で主人公達の心情、映画の世界観を表現したとても素晴らしい音楽でした。

今はベートーヴェンやラフマニノフらのクラシックを主に聴いていますが、過去のアニメーション音楽では、久石譲氏の交響詩アリオン、三枝成章氏の逆襲のシャアのサントラ、が映像と離して音楽として最も素晴らしいと思ってきました(10年以上聴いてないですが)。ですが、このサントラ音楽は映画の世界観(深み)の表現という点で、それらを凌いでいるかもしれません。


 

機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY 1 [VHS]
まず、オープニング曲とエンディング曲。いかにも大人向けにしたような曲で、ガンダムという冠を背負ったアニメらしくない曲だと思う。
登場人物は、コウはいいとしてもラビアンローズのニナはガンダムを私有化しすぎで見ていて腹が立つ。「私のガンダム」って言えるのは、最初に設計した「ティム・レイ」だけだ!だってRX-78-2からの戦闘データがなければ、GP01も作れていないんだから。
人間関係も変な三角関係で後味が悪い。コウ×ニナ×ガトー。わけがわからん。
まだ08小隊のシローとアイナの関係の方が潔くていい。
ニュータイプが出ていないから良いという方々がおられますが、それならガンダムじゃなくてもいいのではないでしょうか。ニュータイプを否定されるということは、ガンダムというアニメを否定しているのと同じことでしょう。「ガンダム=ニュータイプ」これは切っても切れないのです。
それと、ジオン側の目線からもよく描かれていますが、結局ジオンはテロ国家じゃないかと後押ししているような内容で、ガトー少佐は軍人らしくて格好良いのですが。じゃあ、地球連邦軍はサイド3に攻め込んだか?なぜわざわざ地球に攻め込まなければなければならないのか?と、こちらが聞きたい。地球に住む人間は、宇宙移民者を邪魔者扱いしてきたから?このことは、ガンダムUCの冒頭で表現されていますが・・・。暴力で自分たちの意見を通そうとするのは、テロや暴力団以外の何者でもない。
なんか戦争に負けたジオン軍の怨念を見ているような作品ですね。ジーク・ジオン派の方にはたまらない作品なのでしょう。

 

機動戦士ガンダム 0083 STARDUST MEMORY 3 [VHS]
 バニングの戦死、ガトーのGP02による核攻撃。さらに戦いはヒートアップしていく。一番の見所といえばやはりガトー(大塚明夫氏)の魂の叫び、「ソロモンよ!私は帰ってきた!!」だろう。
 男達の熱き戦い、それが機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリーだ。

 

スカイ・クロラ [DVD]

原作未読で劇場に挑み……絶句。
難解なのです。ひたすら難解です。

初っ端で「彼ら」が「何」をしているのかもよく分からず、
中盤までは何が何なんだ!?と頭の中が真白でした。

しかし中盤からはすごいです。
複線の回収、わけのわからなかった言葉の意味が徐々に分かってくる。
そして紹介文の意味もしっかりと理解できるようになる。

これはあとから原作(スカイ・クロラ)を読んだあとに分かったことですが、
この映画はほぼ完璧に「ユーイチ」の視点だったんですね。
ユーイチはキルドレが何か知っているから、いちいち説明しないというのは
苛立ちもありますが……。

あのとぼけたような話し方も、空虚からくるものだろうと思えば
プロ声優をわざわざ使わなくても、まあよかったのではないかと。
クサナギに関して言えば、感情丸出し! よりも
あれほどに淡々としているイメージなので良いです。

ただ難解でした。
DVD買ったり、劇場でなら粘り強く見れますが、
前半で脱落してしまいたくなるので一つ星を減らしました。

 

スカイ・クロラ (通常版) [Blu-ray]
映画「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」が自身にとって素晴らしい作品だった為、押井監督の「スカイクロラ」を大変期待していました。期待以上の作品で二度、映画館に足を運びました。

両作品は原作者が違うのにヒロイン役の名前が極めて似ている事を不思議に思い、情報を収集したところ、はっきりした事は分からなかったのですが、「スカイクロラ」の原作者 森博嗣さんが好きな映画に押井作品をあげており、偶然の一致ではないようです。押井監督が映画化するのは必然だったのかもしれません。
(「攻殻機動隊→草薙素子」 「スカイクロラ→草薙水素」)
主人公の函南優一の前任の栗田仁郎も押井監督原作 脚本の「人狼 JIN-ROH」を想起するのは深読みでしょうか。

戦争がなくなると平和を実感出来ない人間の為、国ではなく企業がショーとして戦争を行う。
大人が意図的に終わらせない戦争、大人にならず思春期の姿のままのキルドレが職業として戦闘機に乗る世界。
キルドレが戦死しても、再生され以前の記憶が僅かに残るまま、永遠に戦争を続ける。
このキルドレという特別な存在を通し「生きる事とは何か」が主題の作品ではないでしょうか。
映画を観た後に物語を何度となく思い出し「生命」「愛」「不死」「終わらない絶望」など反芻して考えました。

作品から思う事は多いですが、まずは論理や理屈は度外視して、作品の世界感に触れて欲しいです。
空での戦闘シーンのリアルな映像のそれとは双極に描かれた登場人物、欧州の美しい風景、印象的な室内と調度品、感傷的な音楽、それらと物語がひとつになり比類なく美しい世界感が創造されており、心の琴線に触れる作品です。

 

パコと魔法の絵本 特別版(2枚組) [DVD]
子役がかわいいのと、ストーリーが切ないのが良いです。
演出は、かなり笑えます。難しいことを考えないで気軽に
楽しめる作品です。役者の演技も光っています。
「下妻物語」や「嫌われ松子の一生」とは、また違った
世界観を見せてもらえます。意外性があるストーリー、
映像美は圧巻です。

 

SWITCH vol.26 No.8(スイッチ2008年8月号)特集:桜井和寿[向き合う言葉]
ミスチル桜井さんのかっこいい表紙で、
新曲発売に合わせたタイミングでのインタビューは
ぜひとも読んでみたいと思ったが、
ほとんど中身がなかった。
インタビューアーが悪かったのか、桜井さんがあまりしゃべってくれなかったのか、
記事のほとんどが3人称で桜井さん自体の言葉が少ない。
これだったら立ち読みで充分だったなと思った。

桜井さんの写真はモノクロはかっこいいが、
カラーの写真は構図がひどい。
こんなにかっこいい被写体使っていながら
絵にならないというのは、
ちょっとどうかと思った。


 

Bellevue Ryo Kase―加瀬亮-写真+言葉+全作品
加瀬亮という俳優は決して美形ではないと思う。
だが、彼がそこに立つだけで、
本を開いてうつむくだけで、
少し微笑むだけで、生まれる雰囲気がある。

彼の生い立ち、彼の好きなもの、彼の考え方、彼の表情、
この本に載っているのはそれらのほんの一部だけで、
だから巻末の全作品集のラインナップを目にすると
もっと彼を見るために、この作品も見なければという気になる。

2000円の価値は十二分にある一冊だと思います。

 

加瀬亮 動画


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