MAD 時をかける少女 ~Reset~
music & me |
原田知世もいよいよ四十路かぁと思いつつ聴いたこのアルバム。
透明感のある歌声が相変わらずで、ホッとします。 鈴木慶一さんのプロデュース以降、自然体かつシンプルなポップスをずっと聴かせてくれている彼女。 このアルバムは、彼女の持つナチュラルな浮遊感が出ていて、飽きのこない仕上がりになっています。 聴き込むたびに愛おしさが溢れてくる、そんな感じでしょうか。 どの曲も愛おしい仕上がりですが、個人的にうれしいのは「色彩都市」。 その昔、大貫妙子さんが坂本教授アレンジで歌った曲。 それが伊藤ゴロー氏のプロデュースにより一味違う趣きで、原田知世さんの色を感じさせる曲として十分楽しめます。 |
ガーネット |
「時をかける少女」でこの曲を知りました。 映画が背景になっているせいでしょうか、『ガーネット』も『変わらないもの』も過去のせつない恋の歌なのに聴いていると、とても前向きな気持ちになります。 映画のようなせつない思いをしたわけでもなく、歌詞のような淡い思い出があるわけではないのにどこか懐かしく、胸にまっすぐ届きました。 一生大切にしたい曲に出会えさせてくれて、映画に感謝します。 |
時をかける少女 オリジナル・サウンドトラック |
時をかける少女は劇場で1回しか見ていませんが、このサントラを聴いた瞬間、どのシーンで使われていたかが鮮明に蘇ってきました。
それだけ、この映画は印象強い映画だったんだなっと、そして、その作品をこれだけ強力に印象つけたのはやはり、このサントラに収録されている曲があってのものだと思います。 このサントラに入っている曲は観た人にしか分からない感動と言うものもあります。時をかける少女を見に行った方は是非もう一度、聞いてみてほしいです! 自分は1番の夏色、11番の変わらないものあたりは涙が出てきました。 |
時をかける少女 |
第1に、「時かけ」の本質を生かしたまま、質の高いドラマに仕上がっています。
「時かけ」を脚色したドラマや映画は数多くありますが、この完成度はNHK少年ドラマシリーズ「タイムトラベラー」以来です。 (NHKでの放送当時、小学5年生でしたから明確に記憶してます) 第2にスタッフ、キャストが豪華。 演出は、「パラサイトイブ」「催眠」「感染」の監督、落合正幸、「僕の生きる道」「ウォーターボーイズ(TV)」の佐藤祐市。 脚本は「踊る大走査線」でブレイク直前の君塚良一。ドラマの質が高いのは納得でしょ。 音楽は宮崎、北野両監督御用達の久石譲。ちゃんと久石節が聞けます。 キャストは和子=内田有紀、深町君=袴田吉彦、吾朗ちゃん=河相我聞。 加えて、和子の妹=安室奈美恵、和子の親友同級生=鈴木蘭々、和子のバスケ部のチームメイト=菅野美穂。 他に、森本レオ(和子父)、吉沢京子(和子母)、佐藤B作(福島先生)、森口瑤子(英語教師)、塚本信夫(深町父、MAT初代隊長)、原作者の筒井康隆まで住職役で登場。 これはフジ土8の「僕たちのドラマシリーズ」の最終作、このビデオは全5回を120分に編集した総集編ですが、このドラマの良さは堪能できます。 (福島先生と奥さんのドラマや他の丁寧な描写が味わえる、全長版のDVD発売が待たれますが・・・) 「時をかける少女」ファンと特に「NHK少年ドラマシリーズ」ファンにお勧めします。 |
時をかける少女 (Blu-ray Disc) |
内容については『青春映画』そのもので、オタク臭さも無く、
高校生の爽やかな感情が溢れいて心地良いです。 さて、予想以上に良かったのは収録音声の分厚さです。 蝉の声、キャッチボールの定位感、タイムリープの浮遊感が凄い! DTS-HD(またはドルビーTrueHD)で聴く主題歌『ガーネット』は 何度聴いても鳥肌モノです。 「同窓会」と銘打たれた出演者たちの解説音声も面白いですね。 ここまでが1日目の収録とか、オーディションの話、あるシーンで ○○をしながら収録したなど、裏話が聞けます。 映像はノイズも少なく、しっかり描き込まれた背景を堪能できます。 (映像:38Mbps前後) 最後に、再生環境がある方で購入を迷っている方へ。 ブルーレイはこの作品を100%堪能できます。 迷っている時間が勿体無いです、買ってしまいましょう! |
時をかける少女 通常版 [DVD] |
泣いた
もちろん、感動で。 見たのは六本木の映画館。 エンドロールになったから、もう大丈夫だろうと思っていたら、 そのエンドロールで、また泣いてしまった。 ありがとう。この作品。そして関わったすべての人たちへ。 |
時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫) |
「時をかける少女」が角川映画から、原田知世主演で公開されたとき、私は大学生であった。大変な宣伝ぶりであったが、私にはあまり関係のない話だと思っていた。しかし、2006年にアニメ化された映画のテレビ放映を見て、興味を持った。原田知世版に比べるとアニメの方の評判は今ひとつだったけれど、私には十分に面白かった。精細な背景の見事さ、登場人物の清々しい若さに、私は十分感心した。原作を読まねば、と思ったが、それから数ヶ月が経った。なぜか入手に手間取ったのである。
正直なところ、この原作は爽やかではあるが、とくに優れているとは思われない。構成は単純で、しかもジュヴナイル小説だから、表現の制約が大きいと思われる。ブラックで乾いた作風を得意とする作者であるから、ジュヴナイルは大変難しい分野である。私は筒井康隆の真骨頂である作品群を好まない(生理的に合わない)けれど、これでは作者の資質が発揮できない。映画化に際して大幅な肉付けがなされたわけであり、この肉付けされた部分が、映画の価値を高めているのだと思う。もちろん、原案としての本作の意義が大きいことは認めるけれども。 かつてのキャッチコピー「読んでから見るか、見てから読むか」などというおおげさなものではなく、これは見るだけで十分であった。あとの2作も、同様の単純な小説である。 |
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