望みをかなえる脳 |
印象に残っていることは、「気持ち」、「心」が何の定義もなく、脳科学的な説明に使われている。
気持ちと心は、ニュアンスとして違うが、具体的に何がどのように違うのか全然わからなく、そんなものを定義も説明もなく使われている。 著者が脳神経学者であっても、書いている内容は精神論的であり、読者が脳科学の成果を土台にしているよな印象を持ったとしても、それは勘違い。 内容は、よくある啓蒙書と全く同じレベル。 |
ぼけになりやすい人、なりにくい人 |
~痴呆は脳血管性痴呆とアルツハイマー型老年痴呆に大別される。痴呆は血管の老化、脳の老化が基盤に存在する。その老化を防ぐ試みが痴呆を予防することにつながる。本書では予防の観点からその方法を解説している。また、痴呆の危険因子についても解説しそれを抑制する方法を説いている。 ~~ とはいうものの本書は一般向けの分かりやすい内容で難しい学問を意識させません。ぼけ予防によいこと、悪いことを意識して実行できそうなことを自らの習慣に取り入れていくための指針になります。「ぼけ予防10ヶ条」は日常生活で心がけることを簡明に示したものです。 ~~ 思い当たる悪い習慣があったりして、それがぼけとどう関連するか興味を持って読めました。まだぼけの年齢ではありませんがこの本を読むことで生活に深みが増す気がします。~ |
脳疲労に克つ―ストレスを感じない脳が健康をつくる (角川SSC新書) |
世の中「健康」に関する話や「健康法」ブームである。先日もバナナが店先から消える
事件が起きた。 そんな我々、世の中に対して著者はまず「じゃあ『健康』ってそもそもなに?」と問い かける。 健康と病気。それらは対立するものではなく、並存するものだという東洋医学伝統の考え を示す。医者が診て悪いところがないと思っても、本人が不調を感じていればその人は健康 ではない。ゆえに、「健康とはその人本人が健康だと思っている状態」と定義する。 確かに医学的に病気かそうでないか、さまざまな数値などが世の中には氾濫している。そ のようななかで、まずは基本ではあるが大事な定義だと感じた。 快食療法というものを提唱している。といっても、その方法はシンプル。 ・こうしないと、こうあらねば、と自分を禁止・抑制することをできるだけしない。 ・自分にとって心地いい事を1つでも始める。 この2つだ。 若い頃の著者と現在の著者の写真もあり、説得力がある。(ご本人が書いているように )髪の量は今のほうが少ないものの、昔の著者より今の著者のほうが圧倒的にスリムなのだ 。デブな医者に「食事に気をつけて」なんて言われたくないよね。 1分間ゲーム・・・その日いちばんうれしかったことを1分でもいいから思い出す なん てのはすぐにやってみようと思った。 タイトルの言葉にギクリとした人には是非。 |