紅盤(初回限定盤)(DVD付) |
ベリベリソングがFM802のヘビーローテーションだったから、「べりべりそんぐ」の歌詞が耳から離れへんかった。 「ん? ベリー、紅、ソング??」それとも「紅紅歌???」一度、気になりだしたら、気になってしまって、10数年振りに、とうとうレンタル屋さんへ駆け込んだ。
懐かしい懐メロに加えて、選曲が抜群っ! 昔、聴いてた歌って、「ええもんやなァ〜、エイちゃんの歌素敵やん?!」と、あの当時は聞き流してた曲に向き合うことができた斉藤和義さんの素敵な一枚は、わたしにとって、永久保存版っ!です。 でも、なんで「せっちゃんって言われるの?」かは、未だに謎。 |
Sweet Rain 死神の精度 スタンダード・エディション [DVD] |
命を軽んじる事件や人の命を簡単に殺める事件が多発する昨今、
この作品では「死神」というテーマを用いて、 命の大切さ、そして生きることの意味について、 考えさせてくれる。 「死ぬことが予定された人間に近づき、話をして、 その人が死に値する生き方をしたかどうかを確かめこと」が、 死神の仕事だという。 しかし、死神にもわからないことがいろいろあるらしい。 死ぬということは決して特別ではないが、 死ぬまでの人生というのは、ひとそれぞれにとても大切な意味を持つということ。 どうせ死ぬならと考えて生きるか、 最後は死ぬけど、それまでは必死に生きる。 死神は死を扱えるが、生の意味については疎いというわけだ。 きっと命の尊さを世に響かせたいと願って作られた作品ではないか。 |
Sweet Rain 死神の精度 コレクターズ・エディション [DVD] |
一話目の小西真奈美と金城武のやりとりが好きです。 不幸な女性が絵になる小西真奈美と死神が絵になる金城武…本人からしたら複雑でしょうけど(苦笑) この映画はキャスティングの勝利だと思いますね。 ストーリーや演出も地味ながら原作の世界観を忠実にかつ、オーバーになりすぎない程度に表現している点が好印象です。 挿入歌のSUNNY DAYSもこの映画の内容に合った名曲として作品を引き立たせています。 最近日テレが製作に関わった映画はやけに良作が多いですね。 特に原作を映画化した作品は殆んどが良作ですね(フライ、ダディ〜、東京タワー、DEATH NOTE、陰日向に咲く) |
死神の精度 (文春文庫) |
意外とさっと読めます。文章が変に難しいわけでもなく、とても面白い。
何故か雨男の死神が人の生死を決めるため一週間傍に居る。 人間じゃなく死神という男の視点だから何処か冷めていて、でも不思議と引き込まれる作品です。 ラストで「あぁ…。」と思わず呟いてしまいました。そうきたか、と。 文章が苦手なんだ、という方も是非一度読んでみてください。 本当にお勧めします。 |
魔王 JUVENILE LIMIX 7 (少年サンデーコミックス) |
最初に歌曲の『魔王』の歌詞がありその後に本編。58話〜67話収録。63話までが第一章、64話から第二章となっています。パラパラページをめくるとそれだけで色々ネタバレしてしまうので、初読時はページをめくるのに注意が必要です。
第一章のラスト。連載当初に比べ見開きや大きなコマで見せることが多くなったこともあり、静かな迫力がありました。前の巻ででてきた「蝋燭に灯を」の台詞の意味が分かるシーン、あれは実写で見たいです。結末への盛り上がりといい最近読んだ中では断トツの面白さでした。 そして第二章。原作だと『呼吸』にあたるのでしょうが、全く違った内容です。原作では語り手だった詩織はあまり登場せず、代わりに蝉と岩西の二人が出ずっぱりです。原作を読んでいても全く先の展開が読めません。第一章とは違った面白さ。はやくも8巻が発売される4月が楽しみです。 原作の小説(ハードカバー)の帯には「世の中の流れに立ち向かおうとした、ある兄弟の孤独な戦い」と記されていました。文庫版は違いましたが。『グラスホッパー』などの作品とリミックスされてはいますが、この巻はその言葉がすごく合うものです。登場人物数が多かった巻ですが、やはり安藤兄弟いいです。 カバー裏の漫画に笑いました。 |
重力ピエロ (新潮文庫) |
淡々とした語り口なのに、内容的には、親子や兄弟の絆を考えさせる重いテーマを扱っています。
謎解きいうミステリーの要素がストーリーの縦糸ですが、本筋は親子や兄弟の微妙な距離感の描写にあると思います。 伊坂氏の作品を読むのは、『グラスホッパー』に続き本作で二作目ですが、 人や場面の描写が、たとえ一人称で語られていても、いつも客観性をまとっているような気がします。 どこか、冷めたようなスタイルに、登場人物に感情移入していくことに、最初必ずとまどいます。 意図しての事なのでしょうが、この辺が伊坂作品の好き嫌いの分かれるところなのかもしれません。 血のつながりという“重力”を超えようともがいている家族の姿がリアルに感じる後半、 父が二人の息子にかける言葉に、私は感動を覚えました。 映画化もされるとのことですが、原作を先に読んで、どのような映像に仕立てるのか見てみるほうがお勧めです。 |