ピアノ |
お気に入りのアルバムが一つ増えた。バンドに所属しているアーティストのソロアルバムは、自分のバンドで使えなかった『捨て曲』の集まりであることが多く、あまり期待していなかったのだが、原田郁子のソロアルバム『ピアノ』は、優しいヴォーカルと繊細で美しいピアノのメロディーが心地良い、よくできた作品だ。これだけ魅力的な曲を書けるなら、クラムボンはいつ解散しても1人でやっていける。むしろ、曲にバラつきがあるクラムボンよりも、スマートで聴きやすいくらいだ。『たのしそうかなしそう』と『教会』は、出会えてよかった曲。
難を言えば、全体的に音がこもっているので、もう少し高音寄りに整えてほしかった。このアルバムを聞く時だけ、わざわざコンポのイコライザーを操作しています。 |
ぶらんこ乗り (新潮文庫) |
ぶらんこが好きな弟の「あのこ」は1冊のノートをもらい
そのノートに物語を書き始めました。 私はそれを読むのが楽しみだった。 学校でブランコから落ちた「あのこ」は声が出せなくなったり 皮膚病で半分毛の抜けた犬に「あのこ」は「指の音」という変な名前を付けて飼うことになったり... ひらがなで書かれた「あのこ」の物語を読むのがちょっと苦痛だったかな? 内容は面白いんだけど、読みにくいんですよ。 後は、話の筋はけっこう不幸な話しなのに、何故かフワフワと不思議な感じがしました。 |