 Ommadawn |
或る日、突然どうしても聞きたいと思つて購入しましたが、レコードには「Molly」だけではなく、「Celt」といふ猛烈に感動的な、土着的で、生命力に溢れ、しかも瑞々しい、まるで人生といふ映画のエンドロールを見るやうな、鳥肌立つほど感動的な短い曲が最後に入つてゐた筈なのに、なぜこのCDには入つてないのか、残念でならない。それで★は一つ減らしましたが、この曲に打たれるといふ、素直な心を失いたくないし、失つてゐなかつたので、ちよつと安心。明日に向けて背中を押してくれます。そのままでいいんだ、がんばれ、と。 |
 The Songs of Distant Earth |
７０年代には傑作を生み出した天才。だがしかし９０年代はなかなかに厳しい時代のようである。テクノロジーにふりまわされている印象ですね。どう対処していいのやらかんがえあぐねているマイクが見えます。彼のいいところはダイナミックなパーカッション類であったり、複雑な展開であったりするのですが、このアルバムではそのマジックが消えています。少々散漫な印象。シンセサイザーヘビーなアレンジも問題ですが、シンセサイザーに足下をすくわれている印象です。まるでバンゲリスみたいになっちゃっています。本来もっとすばらしい作品が作れる人物。楽器選択をあやまったか。１０点中５点 |
 Crisis |
１９８３年作品、密度の濃い前作からわずか１年後にまたまた傑作を発表した。当時はシングルのみの作品も出しており創作意欲がみなぎっていた時期だった。ジャケットは同年のジャクソンブラウンのジャケットに似ている気がする。圧巻は1だが前作のタラウス２と比べるとやや薄味だがそれでも聞き応えは十分だ。フェアライトのシンセにサイモンフィリップスのバスドラのからむ展開はドラマチックだ。
、「月光の影」は名曲、当時日本人の女性歌手もカバーしていた。以上のとおり玄人も素人も楽しめるバランスのとれた傑作といえるだろう。 |
 Charlotte Gray [VHS] [Import] |
『ロード・オブ・ザ・リング』のガラドリエル役でお馴染みのケイト・ブランシェット主演。彼女の最高峰となり得る『ヴェロニカ・ゲリン』を観ていないので何とも言えないが、自分史上最高のブランシェット作品。信念を持って強い女性を演じるケイトが魅力的。知的で上品で気高い、彼女は本当にそんな女性を演じるのが得意ですね。 |
 Exposed [DVD] [Import] |
やっとDVDが出てくれました。
エジンバラ城のTB-2以降の物は入手しやすいけど、この1979年ものはありがたい。特にIncantationsのフルオーケストラ版ノーカットライブは初めてだと思う。 敢えて難点を言えば、音質はそれほど悪くないけど、今風のものと比較するとバランスがおかしいとかダイナミックレンジが少々狭い。むしろドキュメンタリー的価値で評価すべきかも。それとGuiltyが二回収録されているけど、別の日のテイクらしくて映像とシンクロしてません。CD版は各国ツアーからの寄せ集めで構成されているから、ウェンブリーでのGuiltyの音源に満足できずに差し替えたのかも。ま、ご愛嬌で目をつぶるべきでしょう。 まだまだ若くて恥かしがり屋だった巨匠の若き日のライブ映像は大変貴重。最近開き直って傲慢に見えるからなおさら昔の姿は可愛く見える。 |
 アート・イン・ヘヴン・コンサート ザ・ミレニアム・ベル-ライヴ・イン・ベルリン [DVD] |
チューブラー・ベルズ２が出た時はこんなにシリーズが続くとは思いませんでしたが、マイク・オールドフィールドのライフ・ワークみたいになっていますね。
今回はシリーズ4作目のミレニアム・ベルをライブで完全再現した映像。 画像だけでなくハイクオリティの演奏を魅せてくれます。 楽譜を使っているため、演奏でのアドリブがはいったりするようなハプニングの期待はあんまりありませんが（笑）ちょっとかちっとし過ぎかもって意見も友人は述べてましたが、自分は許します。 |
