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最高の人生の見つけ方 [Blu-ray]
誰でも死にますが、身近な人がガンになるのは、ほんとつらいです。
病気になった本人は、一番つらいと思います。
この映画は、生きることをシンプルに教えてくれているような気がしました。
何が大事で何をするのか。
誰でもわかっていることだと思うのですが、それを描いています。
医学が発展して、ガンがなくなることを祈ります。

 

レッズ 劇場公開25周年 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
 「レッズ(赤)」という直接的なタイトルにしたベイティの気迫が伝わるが、80年代とはいえ、この題名と企画でよく映画会社が資金を出したと思う。(逆に今のアメリカ映画界の雰囲気の方が、このような映画を撮るのは難しいかもしれない)
 映画の主軸はジョン・リードとルイーズ・ブライアントのラブ・ロマンスに重点が置かれるが、一方で多くの著明な証言者たちがリードの実像を語るインタビューを挟み込む大胆な構成で、そのためやや長く感じるが、このインタビューが入ったことで映画としてはよりジョン・リードの人物像に迫ることができたのではないだろうか。
 ビットリオ・ストラードの美しい撮影や美術・技術スタッフの見事な手腕、モーリン・ステイプルトン、ポール・ソルビノ、ジーン・ハックマンら脇を固めるベテラン俳優の演技の助けもあって、これまでのところウォーレン・ベイティ監督の最高傑作だと思う。
 映画館のスクリーンで見た時の、有名な「インターナショナル」にのせて、路面電車を止める群集のシーンの高揚感は今でも頭に焼き付いている。 最後、水を汲みに行ったルイーズがジョンの死の予感を感じる時のダイアン・キートンの演技や、その場面にかぶる証言者の老人の一人が歌う歌も印象的だった。

 

トミー コレクターズ・エディション [DVD]
退屈だと言っている人が何故かまた買って(見て)しまうところがこの映画の不思議な魅力なのだろう。映画の内容については他の方のレビューに譲るとして、このソフトにいてレビューさせていただく。まず上映時間が劇場公開及び、米国でソニー・ピクチャーズより発売されているもの(R-1仕様)より約5分短くなっている(106分)。これはこのソフトがカットされているからではなく、このソフトは英国盤を基に作られているからで、すなわちPAL原盤からNTSCへの方式変換が行われたためだ。その際のスピード変調があったようで、従って音のキーがやや高く、せわしい感じになっているが、ロックが主体なので違和感はさほどない。画質の精細さと自然さは米国盤のスーパービット仕様にはさすがにかなわないが、それと比べると多少どぎつい感じの色調である本ソフトも、映画の内容にはマッチしていて、これはこれでまたいいように感じた。いずれにしても過去の日本盤よりはずっと高画質になっているので、ファンにはたまらないだろう。音声は米スーパービット盤と同様DTS収録付きだが、全く別物。両DTSを比べると、音の分解感ではこのソフトの方が優れているように感じた。ちなみにロードショー公開時に採用されたのサンスイ開発「クインタフォニックQSシステム」は現在の5・1サラウンドシステムの源流のようなものであることが、付録のスタッフへのインタビューで明らかにされる。封入付録のちらしやパンフの縮小版は、少子のようにロードショーで見ていてどちらも現物を持っているものにとっては余計なものだろうが、年老いた名匠ラッセルやロジャー・ダルトリー、アン・マーグレット(異様に若い!)を始めとするスタッフ・キャストの面々への最新インタビューを収録しているのが何より貴重だった。

 

恋愛小説家【字幕版】 [VHS]
タイタニックがアカデミー賞を取った年の主演男優賞と主演女優賞を取った作品。タイタニックを見ていないんでそう言えないんですが、いっかい見てください。そら取るわ!って思いますから。

ストーリーは、恋愛小説ばかり書いている作家が、本当の生活ではオクテもオクテ、すごい恥ずかしがり屋、で強迫神経症も。で、毎日決まったパターンの生活しかできない作家は、昼食はいつも同じ席で同じウエイトレス。そのウエイトレスに、まあ惚れてるんですね。そこから・・。

ジャックの隣人の話なんかはなくてもイイと思うんですが、それだと大事なエピソードもなくなるんで。
ラストのシーンは、うらやましいなぁ。


 

最高の人生の見つけ方 [DVD]
余命が定まった二人が、最後に、人生の清算として、無頼な旅に出る...日本語の素敵なタイトルと相まって、お洒落な作品となっています。大富豪と地味な作業員という組み合わせで、二人の人生を対比した内容となっている点も構成の妙です。ただ、その分、ややリアリティはないかもしれません。
最後に堪能したい事は、無茶なコトばかり。家族は心配しており、実は、二人も迷いながらの旅。毎日、楽しい日々ではあっても、ふとこれでいいのか?とも振り返る。そんな妙が伝わって来ます。
結局、最後が単純な「家族賛歌」に帰結し、目新しさがないのが難点ですが、本当に楽しいアイデア溢れる作品です。設定のリアリティの無さ・結末のシンプルさを補うのは、名優の好演で、本当に見事な存在感でした。

 

カッコーの巣の上で [DVD]
 先に『レナ―ドの朝』や『パッチ・アダムス』といった精神病院が舞台の実話に基づいた映画を観ていたので、前半から中盤にかけては「あ〜又、この管理体制に反対のパターンね」とやや淡々とした展開に陳腐さを感じ、また「ここの患者たち、明るくて仲良過ぎ!」なんて批判的に鑑賞していて、途中ついウトウト居眠りしてしまう程でした。

 が、終盤のフィクションならではの劇的展開に眼が離せなくなり、あの「衝撃のラスト」にはやはりビックリ(@o@)
 賛否両論あるようですが、あのラストが無ければこの映画の存在意義は無いでしょう。

 これから鑑賞する人は、途中面白く無いと感じても、取りあえず最後まで観て下さい。私は観て良かったと思いました。

 

イージー★ライダー [DVD]
ある特定の時代を象徴する映画としての評価はもちろんこれからも永遠不滅に最高のもの、本作が変換点となり以後の映画の方向性を変化させた映画史上の重要性(方向性の多様化をもたらした功績)もやはり永遠不滅に最高と考える、

これから初めて見る若い映画ファンが注意しなければいけないのは本作はけっして娯楽映画ではないこと、撮影はプロフェッショナルな素晴らしいもの(バイクの疾走シーンだけならアメリカの観光PR映画のようなきれいさ)だが編集や画面つくりなど素人っぽさが濃いアマチュア手作り映画の趣が濃く、「2001」や「ゴッドファーザー」のようなやはり映画史上の重要作が「大予算娯楽映画」のフォーマットから決してはみ出していないこととは好対照な作品、

つまり1970年前後の時代背景に詳しければ詳しいほど楽しめる映画です、したがって過剰な期待をもって見始めることだけは避けたほうが懸命です、

再見して改めて関心したのが行き当たりばったりの撮影を繰り返して完成した映画のような印象でありながら、実は脚本自体はかなりわかりやすく練り上げられている点、

馬の蹄鉄修理とバイクのパンク修理を同じカットにしたり(アメリカ人にとって馬とバイクは同類なのです)、実直質素に暮らすコロラドの農家の次に鼻持ちならない選民(エリート)意識と排他性に凝り固まったヒッピー・コミューンのシーンを繋げたりなどなど、わかりやすい対比を繰り返すことで主人公二人が探した「アメリカ」の実像を描写するなど見事だとおもいます、

「タクシー・ドライバー」も「ディア・ハンター」も、そして「愛と青春の旅立ち」も「アメリカン・ビューティー」も、おそらく「ジーパーズ・クリーパーズ」も「アメリカン・サイコ」でさえも本作の提示したアメリカのある断面を引用することで成立していると考えればまさに原点である映画でしょう、

再見してもっとも興味深い印象を受けたのが脇の登場人物たちが極めて異常な人格ばかりで、主人公二人がただのチンピラではあるが実にまともな人間に見えてしまうこと、脇役で例外的にまともな印象を残すのがコロラドの農家であることを考慮すれば、もし二人が無事にロサンゼルスに帰還できれば、足を洗った二人が向かうべき場所は田舎の実直な暮らしであることも暗示されているのだと考えます、

本作時点でヒッピー・コミューンの胡散臭さを正面から描いたのは実に慧眼だったともおもう、コミューンは数年後の「タクシー・ドライバー」でクラリスが行きたいと語りトラビスがあんな不潔なところ、と非難する場所なのだが、彼らコミューンの独善性は同時期の共産党主導の社会主義国家郡を髣髴とさせるし、田舎もの達の悪意に満ちた排他性と同根でもあり、両者ともに容易に暴力に転化する現実を暗示したと思えば、911以降の現在にとってもまったく古びていない問題意識をこめた未だにまったく新鮮な映画とも評価できるでしょう、

 

Jack Nicholson 動画

Jack Nicholson's Car




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