ヒートアイランド
ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫) |
友達から進められて、
上巻の読み始めは南米移民を題材にとりあげた切ない話なのかなぁ… と感じていましたが、 話がどんどん進むにつれて 展開がどんどん変わっていき、 下巻からはハードボイルドで、 愛があり笑いありの極上エンターテイメントに変わっていきます! 考えさせられるのに笑えて爽快! 読み終えた後もかなり気持ちいいです。 ぶっとい小説ですが、サクサク読めます。 騙されたと思って一度読んでみてください! |
ワイルド・ソウル〈上〉 (幻冬舎文庫) |
昔のブラジル移民の大変さをまざまざと見せ付けられ、知らなかった自分が恥ずかしくなりました。ノンフィクションですが、おそらく同じようなことは昔行われていたのだと思います。
我が家で2007年度No1の小説です。 |
借金取りの王子 |
前作に続きさらに充実度アップ。
短編連作のため、ゲストキャラの魅力によって、大きく内容が変化するが面白さは常にハイレベルを維持。 出てくる人物それぞれの背景から入って、本人の目から見た現実と、人生の悲喜こもごもが丁寧に描かれており「クビきり」=リストラ現場のイヤラシサがなくさわやかな希望の持てる作品に仕上がっている。章単位で目線が切り替わるテンポの良さは非常に巧みだ。 これだけ夢や希望や愛に関わる内容でありながら、全くクサさを感じさせないところに作者のロクデナシなところが出ていると思う。表題作「借金取りの王子」は油断してしまい、ちょっと目頭が熱くなってしまった。普段の私はこんなことで感動させられるはずがないのに。筆者の巧さか、それとも・・・。 前作よりも更におすすめ。 |
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