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Million Dollar Baby Movie Trailer




オリジナル・サウンドトラック「ミリオンダラー・ベイビー」
 今でも映像があふれ出す気がする。あの光景が体の中に流れてくるかのようだ。イーストウッドは名監督、名優であるだけでなく、ジャズ・ピアニストでもあり、その音楽好きは有名だが、自身の音楽のセンスの良さも際立つ。レニー・ニーハウスとのコンビも相変わらずいい。その存在はイーストウッドの映画の美術担当のヘンリー・バムステッドにも引けを取らない。今回はジャズについてはあれこれ語りません。その必要はないですから。じっくりと堪能して欲しい。「ミリオンダラー・ベイビー」を見た者はきっと忘れない。あなたがあれ程の映画を撮ってくれたことを感謝します。                                                                                      何か強烈な決意を感じさせる彼の表情は今まで撮ってきた映画を物語っている。ここ数年は特に凄い。何が彼をそうさせるのか、私たちは彼の映画を見てその答えを少しでも導き出せるのか。文句なしの5つ星です。やられました。参りました。レビューを書くときは眼鏡をフランキーのものにします。これなら壊れませんから(既に眼鏡が壊れた後ですから)。物語を思い浮かべながら、私はこれからもこの曲を聴き続けるのだろう。あの映画を見た人たちと分かち合いたい。

 

Million Dollar Baby [Original Motion Picture Soundtrack]
映画本編はアカデミー賞作品賞をはじめとして4部門受賞で、内容については説明不要だろう。音楽もクリント・イーストウッドが制作しており驚嘆に値する。あのメインテーマの美しい響きに身をゆだねるとき、美しくそして切ないこの映画と一体になれる気がする。
このようなすばらしいサウンドトラックが国内版の半額以下で入手できるのだから、映画に感動したすべての人が購入すべきだろう。

 

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]
 ボクシングが題材のハリウッド映画は古くから実に数多く、そして名作だらけですが、イーストウッドとボクシング、ありそうで無かったこの組み合わせは、それまでのものとは一線を画す凄まじき共犯関係を見せています。

 ヒラリー・スワンク扮する女ボクサー、マギーが、イーストウッド扮するフランキーに師事し、連勝街道を駆け上がって行く.......でも。「これはラヴストーリーだ」とイーストウッド自身言い放っている通り、互いに孤独な魂を抱えるもの同士が寄り添い、次第に師弟関係を超越した愛を宿し始めます。

 さらに、ここに来て初めて「自分を守る」「誰もが一度は失敗する」といったボクシング上での言葉やエピソードがじわじわ効いて来ます。ボクシングとは、人生を投影させるスポーツだからです。むしろ、イーストウッドは人生を語るためにボクシングというモチーフを利用した、と言う方が近いのかもしれません。

 熱く、優しさや憂いを湛えたフランキーのまなざしが今でも強烈に残っています。それは子を、恋人を、教え子を見つめるまなざしであって、そのどれでもありませんでした。あのガラス越しの背中が、「ミスティック・リバー」 や 「許されざる者」 に通ずる、「生きるということは、罪を重ねて行くことだ」とでも言っているようで、彼自身が紡いだ温かく、脆い音楽に胸が詰まりました。

 

ミリオンダラー・ベイビー 3-Disc アワード・エディション [DVD]
不器用な老トレーナーと女性ボクサーの栄光、そしてその後の人生の選択を描くクリントイーストウッド監督・主演のアカデミー作品受賞作。

物語は終始「先が見えない不安」を煽るようなダークな雰囲気が支配しています。前半は女性ボクサーが栄光を掴むサクセスストーリーといって良いかもしれませんが、それでも登場人物達は常に何がしかの心の葛藤を抱えているのが特徴です。

そして、多くの方が書かれているように、この映画は前半と後半とでは全く物語の様相が異なります。ただし前半部分は、あくまで後半からの展開の長い前フリだと捉えた方がいいでしょう。こういった展開は評価が分かれると思いますが、個人的には上手くいってると思います。前半の展開が無ければ、後半の重大な局面で、あそこまで切なく切羽詰った選択の意義を伝えることはできなかったのではないでしょうか。

監督のイーストウッドはこの作品について「自分なりのアメリカンドリーム観」だと語ったそうです。発言が真意だとすれば、監督は人生をなんと冷静(冷酷)に捉えるいるのかと驚きました。

ハッピーな映画ではないし、女性のプロボクシングというジャンルも、日本では馴染み薄いのでなかなか興味をそそられないかもしれませんが、見ごたえある深い人間ドラマを観たい方にはお薦めです。見た後にやり切れない余韻が残ること確実。アカデミー受賞の冠は伊達ではないと思いました。

 

映画で学ぶおしゃれな英語―「タイタニック」から「ミリオンダラー・ベイビー」まで
映画を観て泣いたり笑ったり、感性に新しい刺激を与えることは心の健康として必要だと思います。
また、日本語では表現できないネイティブな英語にはすてきな表現が隠されています。以前、映画館で観たときに俳優がしゃべっていたセリフが、この本を読んで“あぁ、そういうお洒落なことを言っていたのか!”と再発見させられ、ビデオやさんに走らされました。もちろん言語は英語で。
ただ私は白黒の古い映画も好きなので、著者の次の企画に期待します。

 

ミリオンダラー・ベイビー (ハヤカワ文庫NV)
 短編集かよと軽くみてた。やっぱりスポーツなら、映像の躍動感でしょ?
破壊のインパクトなら劇画でしょ?小説というメディアに、これらに匹敵する
味が出せるのか?不安を抱きつつページをめくる。杞憂だった。
 BOXingを題材とした作品は数あれど、この作品は新鮮だ。なぜなら今まで
スポットを浴びてこなかったドラマがここにあるから。敗者のその後や、女プロ
ボクサー、セコンド、興行師などリングの外にもドラマはある。著者は経験者
ならではのリアルで緻密な視点でそれらを暴き切った。ホント新鮮だった。

 長い歴史と巨大な組織の下、BOXは洗練されたスポーツだと思ってた。しかし
本書を読み、考えが変わった。本場のBOXは格闘技だな。僕たちルールに従順な
日本人と違って。巨額がうごめく本場は、いつだってエキサイティングだ。
大衆性のある映画・漫画と違い、活字BOXも悪くないな。活字だからこそ冷酷な
現実が伝わる。なんだコノ感じ?このジワジワ感。格闘が地味に気持ちいい。
今夜もブリキハーツを揺さぶって止まない。
 表題作の他セコンド達の心理戦を描いた「黒いユダヤ」。60&90年代の黒人
代表二人のキングを題材とした意欲作「ロープバーン」。短編6本中この3本
はKO必至の名作。ただ最後の悪役に偉大なジョーダンの名を騙らせたのは、胸クソ悪かった。
PS●ボクサーと差別なら→『ザ・ハリケーン』角川●記録映画なら→モハメド・アリ『かけがえのない日々』

 

ミリオンダラー・ベイビー 動画


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ミリオンダラー・ベイビー 情報


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