![]() ゼルダの伝説 夢をみる島DX |
モノクロ版は発売当時にクリアしてこの度DXを購入しました。
このゲームの一番優れている点は操作性であると思います。 当時の携帯機でここまで自由に快適に 様々なアクションができるゲームというのは殆ど無かったと思います。 最新ゲームと比べても全く見劣りしません。 ただし、ボタンが少ない為に頻繁にアイテムの切り替えをしなければならないのは 少し面倒かもしれません。仕方の無いことですが。 次に素晴らしい点は世界観です。 島の住人たちは皆ユニークで愛らしく クスっとなるイベントやテキストが散りばめており どんどん続きが見たくなります。 しかし、進めるに従って明らかになる「夢をみる島」の真相は非常に切ないもの。 住人たちの愛くるしさ故に、やり場の無い寂しさを感じてしまいます。 全体的にアクションの難易度はそれほど高くなく 謎解きはヒントも充実していますのでゼルダ初心者の方でも根気良く 頭を使えばクリアは出来ると思います。 残念ながらDSでは遊べないので対象は限られるかもしれませんが 中古のGBAやGBCは今ではかなり安く手に入りますし 本体ごと買っても十分元が取れる名作だと思います。 |
![]() ゼルダの伝説 夢をみる島 |
かなり私事なのですが、僕はこのゲームをプレイすると、エンディングに到達する前に必ず泣いてしまうのです。
(もちろん、感動的なエンディングでも泣いてしまうのは言うまでもありません) このゲームの中盤あたりで、リンクは幽霊にとりつかれてしまいます。 幽霊だけど彼はリンクになにか危害を加えるということは一切無く、ただ思い出の場所につれていってと頼むだけ。 とはいえ、彼がいるとダンジョンにも入れないので仕方なく島のどこかにある、彼の思い出の場所を探すのですが・・・ 僕は家庭の事情から幾度も引っ越したり引き取られる先がかわったりする幼少時代を過ごしました。 生まれ育った場所から遠く離れた町で数年を過ごしたある日、僕はずっと考えていた計画を実行に移しました。 自転車こいで、一人で昔住んでいた家を見に行く! 数時間かけて辿り着いたかつての「俺ンち」は空き家になってずいぶん経っていたようで、僕が住んでいた頃の 賑やかさはもうありませんでした。でも、僕はそのとき生まれて初めて「懐かしい」という気持ちを言葉でなく 心ではっきりと感じながら、長い帰路にむかって自転車を漕ぎだしました。 お話がそれましたが、初プレイ時の幽霊のエピソードではその時の僕の気持ちが溢れるほどに蘇ってきて、 ゲームボーイを手にしたままずっと泣いてしまいました。彼が心からの感謝を口にしながら彼の居場所へ去って いった後も涙はボロボロとこぼれ続けましたが、寂しいのにとてもさわやかな気分でした。 思いがけない形で子供の頃の自分に再会させてくれたこのゲームのことを僕は一生忘れないでしょう。 このゲームが多くの人にとって名作となっているのは、ゲームとしての完成度だけでなくコホリントの人々や そこでの出来事に思い出の中の自分自身を感じてしまうからではないでしょうか。 永遠の名作と言われる、あのモノクロ映画のように・・・ |
![]() ゼルダの伝説夢をみる島DX (ワンダーライフスペシャル 任天堂公式ガイドブック) |
可もなく不可もなくといったレベル。 ただし何から何まで全て書いているわけではないので… |
![]() ゼルダの伝説 夢をみる島DX 必勝攻略法 (ゲームボーイ完璧攻略シリーズ) |
これがあればクリアできると思います。 必要な情報は一通り入ってます。 (個人的には何か物足りないと思う。また、やや見にくい気がする) |